三女から借りた「ギリシャ神話の名画を楽しく読む」という本を読んだ。
ゼウスという神様が出てくる。オリンポス12神というギリシャ神話の中心を成す神々の中でも最高峰と呼ばれる神様だ。そのゼウスに10人の愛人が出てくる。クリムトが描いた官能的な「ダナエ」もその一人だし、「エウロペ」という愛人は浮気がばれてゼウスの奥さんであるヘラに追われ、逃げ回った範囲が「ヨーロッパ」になったと言われている。
神様も浮気をするし喧嘩もする。人間に嫌がらせをして、時には命まで奪う。それでも神様と人間は逞しく共に生きる。キリスト教の聖書に少し慣れ親しんだ私には「とんでもない世界」のように感じたが、読み進む内に生き生きとした躍動感、神様も人間同様に悩んだんだという親しみ、そして幸福を求めて生きる神様と人間の姿にすっかり魅了された。
