今年こそは「食欲の秋」だけで済まさないぞ!

人並みに「芸術の秋」を味わうぞ!

という強い意気込みを抱いて上野へと向かった。


「古代ギリシャ展」


ボルネオ7番のブログ-古代ギリシャ展


135の芸術品が展示されていたが、入場券にもその写真が掲載されている「円盤投げ」は58番。やはり一番見応えがあった。


体重が掛かる右脚の筋肉が隆起し、素晴らしい安定感を見せている。又、写真には写っていないが、右足の指が力強く曲がり、大地をしっかり掴もうとしているかのようだ。そして真っ直ぐ美しく伸びた右腕とそれを支える逞しい肩の筋肉。


一方、左腕はリラックスしていてバランスを取るためだけだらりと下がり、左脚も次の運動に備えて待機している。なるほど、人間の身体は運動するとき順番に筋肉を使うんや、しかし、その瞬間々々ちゃんとバランスが取れているんや、しかし、俺の身体と比べると・・・う~ん、同じ人間とは思えへんなぁ(笑)


もう一つ、印象に残ったのは109番の「サテュロスから逃れようとするニンフの像」。


ボルネオ7番のブログ-サチュロスとニンフ


サテュロスもニンフも精霊らしいのだが、どう見てもサテュロスがニンフにちょっかいを出し、オイタしようとしている。先程の「円盤投げ」が動きの中の一瞬の静寂を捉えたものだとすれば、こちらの像は今にも動き出しそうな躍動感があり、しばし見入ってしまった。


不謹慎だが、台詞を入れるとこうなるのだろうか。こういうときは関西弁が似合う(笑)


ニンフ 「エエ加減にしい!」

サテュロス 「そこを何とか頼むわ~」


救いは、ニンフが柔らかな微笑を浮かべていたことだ。

ニンフの優しい包容力の前では、サテュロスもただの悪ガキにしか見えない。