小雨降る上野公園に到着。
今回の目玉展示物は「待ち伏せ・ティラノサウルス」だという。
ティラノサウルスは史上最大の肉食恐竜で、ユカタン半島に落ちた巨大隕石のせいで絶滅しているが、頭の骨格を見るだけで恐ろしい相手であることが分かる。
さて、その「待ち伏せ・ティラノサウルス」だが、従来の展示スタイルは尻尾を引き摺る「ゴジラ型」か、頭を下げ、尻尾を上げて歩く「バランス型」の二つだったのだという。ところが、体格の割には貧弱な前脚の研究が進み、どうやら前脚はしゃがんでいたティラノサウルスが立ち上がるときに身体を支えるためのものであることが分かった。大相撲の立会いで力士が土俵につく両腕の感じだろうか。
では、どういうときにしゃがんでいるのか。それが、獲物が来るのをじっと待つ「待ち伏せ」だというのだ。ラグビーで言えば、スクラムのサイドアタックを警戒しているフランカーの姿勢だろうか。
そして、待ち伏せされている可哀そうな恐竜も展示されていた。トリケラトプスという、頭の後ろに大きな襟のような骨を持っている恐竜だ。なんでも首を守るために発達した骨らしい。進化とは真に興味深い。
誰も見たことがない恐竜だけに、さまざまな推測や仮説が可能になる。その謎の部分が恐竜ファンにとってはロマンなのだろうか。
もし巨大隕石が落ちておらず、恐竜の絶滅がなかったとしたら・・・・。推測してみよう。
推測① 「恐竜の楽園」
放射能の恐怖や環境汚染とは無縁の楽園。なんたって、2億2000万年前から6600万年前まで、1億5000万年も地球と共存できたのだから。
推測② 「猿の惑星」ならぬ、「恐竜の惑星」
ティラノサウルスの尻尾が退化し、二足歩行を開始、これに伴って脳の容量が次第に大きくなる。前脚が器用な手に進化し、道具を使い始める。やがて、火を使うことを覚え、文字や言語が発達して集団での生活が始まり、高度な文明が起こる・・・・案外、こっちかも。


