先週、三千院を訪れた際、「忘己利他」という額が目に入った。
自分のことは忘れ、相手や回りの人たちの幸福のために尽くす、という意味だそうだ。最澄さんの言葉で、仏教の説く慈悲を最も分かりやすく表現したものだという。
驚いたのは「読み方」だ。
これで 「もうこりた」 と読む。
普通にキーボードで変換すると、「もう懲りた」になるので思わず苦笑してしまったが、利他ではなく利己ばかり繰り返していたら、いずれ友達を失くすだろう。商売なら取引先の信頼を失うに違いない。そこで、「こういう生き方には懲りた」と一人になってしみじみと反省する。そして、この額が目に入る。
「もう懲りた・・・・」
「忘己利他!?」
そういう順番なら、深く理解でき、二度と忘れられない教訓になるのかも。
そうなる前に心しようと思う。
