元トップマフィアが書いたという本を読んだ。
「最強マフィアの仕事術」、
帯には「常識はずれの成功ルール」というキャッチコピー。
真っ当な世界で生きる我々からすると、ちょっと覗いてみたくなる世界ではないか。
しかし読み進む内に、取り扱うものは違っても、マフィアが我々とほとんど同じプロセスを踏んでビジネスを創造し、育成し、維持していることが分かった。ちゃんと彼らもマーケットリサーチを行い、市場規模やライバルの存在を調べ上げ、タイミングを見計らって参入しているのだ。
唯一、「ここは違うな」と感じたのは次の一節だ。
「マフィアは話し合い(もめ事を解決するための会議で、"Sit down"というらしい)のたびに、『ここで最後を迎えることになるかも知れない』と覚悟する。赤字を計上したら、別の赤いものの上に横たわることになる。そう自分の血だ」
実際、命を落とすこともあるのだろうが、マフィアとしての生命、すなわち信頼や権威を失うこともあるのだろう。淡々と書き記された本だったが、竹刀と真剣の違いとでもいうのだろうか、警察や裁判所に追われ、外からの攻撃や内部の裏切りに遭いながらも神経を研ぎ澄ませて仕事をするマフィアの厳しさがひしひしと伝わってきた。
会議中にうつらうつらしてしまう自分がちょっと恥ずかしい(笑)
