同志社36-38立教。
結果だけ聞くと、両チームが点を取り合う接戦を立教が制した、ということになるが、実際には後半30分まで同志社は19-38とリードされていた。
宮本監督の隣にいる長身の選手は森山 雄選手。189cm、88kg、富山第一高校から今年入部した期待の新人とのこと。まだ線が細いが、プレーが素直で、真っ直ぐ前に進もうとする意志が感じられ好感が持てた。ゲームの終盤では何度もゴール前に迫り、このゲームでの成長を窺わせた。
前半は14-26立教だが、立教は低いディフェンスで同志社の攻撃を止め、アタックでは固くまとまりの良いモールを組んで再三同志社のゴールを脅かした。一方の同志社は、タックルが少し浮いて受身のモールやラックにして立教の連続攻撃を許し、攻撃面では消極的なキックでチャンスを潰していたように見える。
後半に入っても攻守共に手堅い立教の戦い振りが目立ち、後半26分、ついに19-38となる。そのとき携帯が鳴り、出てみると「ゲームは如何ですか?」というファンクラブのB場さんからの声が聞こえた。
私 「後半25分、19-38で負けてます」
B場 「ダブルスコアですか・・・」
私 「いやいや、点差ほどの差はないと思うんです」
B場 「OBが何を甘いことを!スコアほど実力を示すものはありません」
私 「おっしゃる通り。すんませんです(笑)」
そんな会話をして電話を切った途端、同志社の攻撃が始まった。立教が残り10分となり、19点の点差に油断したのかも知れないが、同志社の運動量が立教を上回り始める。
同志社はスピードとキレのある攻撃で30分、38分に連続して2つのトライ(1ゴール)を奪い、31-38と7点差に迫る。同志社の応援席が大いに盛り上がり、「もう一つ行け~」という声援が飛び交う。
それを聞いた選手たちに思いが伝わったのか、何と40分に同志社はトライを奪う。36-38、しかもゴール中央のトライだ。同点は堅いと思った観客席が「よし!ええぞ!こうなったら逆転や!」と更に盛り上がる。
選手たちは同志社陣に走って戻り、ゲーム再開に備えようとしている。もちろん、もう一つトライを奪い、勝利しようとしているのだ。しかし、慌てて蹴ったゴールキックが外れる。36-38。同点がなくなった。
それでも選手たちの闘志は衰えない。ミスなくボールをキープし、連続攻撃で立教のゴールに迫る。しかし、ロスタイムの42分、ついに無情のノーサイド。観客席からはため息が漏れ、そしてその後、大きな拍手が湧いた。
こういうBチームがある限り、Aチームも安穏とはしていられないだろう。
同志社ラグビーの今後の変化に注目したいと思う。
試合終了後、ファンクラブのB場さんに電話、留守番にメッセージを入れる。
「B場さん、ゲームが終わりました。36-38の惜敗です。スコアほど実力を示すものはないですよね(笑)」







