帝京36-22東海。


ボルネオ7番のブログ-入場


東海のゲームを観るのは初めてなので、うきうきしながら出掛けた。前評判の高いチームだし、相手は調子を上げてきた帝京だ。どんなゲームになるのだろう。


前半は東海の厚みのあるディフェンスが随所で目立った。2分、ラインアウトから突進し、ゴール前まで迫った帝京⑥ツイ選手、16分、キレのある走りで東海ゴールを脅かした帝京⑩の森田選手、18分から30分くらいまで連続して繰り返された帝京FWの突進とモール攻撃・・・それらを東海はきっちり止めていた。


ボルネオ7番のブログ-スクラム


一方の帝京も、前半8分、自陣ゴール前の東海ボールスクラムから東海⑧の前川選手にサイドをもぐられ、先制トライこそ許したものの、その後は堅実なディフェンスで東海の攻撃を止めていた。


バランスが崩れたのは25分、再三コラプシングの反則を注意されていた東海②がシンビンの裁定を受けたことか。30分、東海ゴール前の帝京ラインアウトからの攻撃で⑥→⑩とつないだ帝京が左隅にトライ。⑩森田選手が難しい角度からのゴールを決め7-7の同点。更に38分、東海陣10m付近のモールから帝京⑥ツイ選手が個人技で帝京ディフェンスをくぐり抜け左隅にトライ。この難しいゴールも⑩森田選手が見事に決めて14-7で前半を折り返した。


ボルネオ7番のブログ-ラインアウト


東海有利、という自分の予想から東海の目で見ていたのだが、振り返れば、セットプレーは帝京優勢で安定したボールを出していたし、二つのトライに絡んでいるツイ選手が何度も均衡を破る突進を見せている。冷静に見れば、前半から帝京が東海の抑え込みに成功していたということかも知れない。


東海の応援席が最も盛り上がったのは後半10分と12分の連続トライで逆転に成功したときだろう。後半10分のトライは帝京陣25mラインアウトから右オープンに展開、パスミスがあったものの、スピードに乗る東海⑮豊島選手がうまくボールを拾ってそのままゴールに飛び込んだもの。12分は東海⑦マイケル・リーチ選手がラインアウトのこぼれ球を拾ってそのまま突進、BK並みのスピードとステップで帝京ディフェンスを突破し逆転となるトライを上げたもの。21-22。


ボルネオ7番のブログ-モール


しかし、その後は再び帝京が安定してボールを支配する。20分、帝京がモール攻撃を連続して行い、最後は⑨滑川選手がトライ(ゴール)、28-22。23分にPGを決めて31-22。25分には飛ばしパスを受けた⑪富永選手がトライ(ゴール)、38-21。


東海からすれば、持てる力を出し切れなかった後悔の残るゲームになったように思う。スクラムで優位に立てないと、たとえ試合には勝っていても、FWは勝った気がしないものだ。そういう意味では、再三の反則をスクラムで取られ、恐らくそんな経験がなかった東海FWは萎縮し、受身になってしまったものと想像する。マイケル・リーチ選手のトライは個人技のトライで、決して組織的なトライとは言えないし、そういう意味では、後半10分のスピード感溢れる右オープンの攻撃が唯一「東海らしい」攻撃だったのではないか。別の見方をすれば、そこまで東海らしさを封印することに成功した帝京の抑え込み勝利と言えると思う。