ラグビー仲間の為には全力を尽くさねばならない。


わざわざ口に出して言う人はいないが、相手がラガーマンだと分かると、不思議にみんな、「全力を尽くします」モードのスイッチが入るようだ。これには出身校とか年齢とかは全く関係ない。


新入社員のときに担当した取引先の社長が京大ラグビー部のご出身だった。私が同志社ラグビーの出身と知るや、回りも羨む特別扱い。ただ、こちらもそれが分かるので、大先輩に恥は掻かせられぬと大奮起。結果的には短期間にたくさんのことを学ばせて貰えたと思う。


そうそう、そもそも就職のとき、私は先輩のお世話になっている。もう時効だから良いと思うが、私より学業成績の良い同級生がどんどん振り落とされる中、私は最後まで居残ることができたのだが、彼らが持たず、私だけが持っていたのが「ラグビーの先輩」だった。怖いけど物凄く頼りになった(笑)


逆のケースもあった。


取引を希望される電話があったのだが、とにかく押しが強くて、私は気に入らない。ただ、丁重にお断りする必要があったので、その方の会社まで取引ができないというお詫びに上がった。お顔を拝見すると、電話での印象通り、押しが強そうで頑固な顔をされていたので、思わず吹き出しそうになった。



(続く)