野村克也さん著「巨人軍論」の一節。


巨人軍を語るとき、「伝統」という言葉が良く使われる。事実、巨人は12球団で最も古い歴史を持っている。確かに歴史は伝統を感じさせる大きな要素である。だが、果たして歴史があれば「伝統がある」と言えるのだろうか。

思うに、伝統の重みを感じさせる第一の要素は、やはり優勝回数である。2005年シーズンまで、巨人のリーグ優勝回数は1リーグ時代を含めて39回。日本シリーズを制したのは20回。リーグ優勝率は「5割4部9厘。V9時代までに限れば、実に7割を超えているのだ。



同志社ラグビーのことを考えていて、思い出した一節だ。

同志社ラグビーが古い歴史を持っていることに疑いの余地はない。何たって、今年、創部100周年のお祝いをしたばかりだ。同志社より古い歴史を持っているのは慶應義塾大学と京都三高(現・京都大学)の2校しかない。


しかし、「伝統の重みを感じさせる第一の要素は優勝回数である」と喝破した野村克也さんは正しい。同志社は1961年と63年の2回、日本一になっているし、関西リーグでは40回を超える優勝を果たしている。そういう勝利の積み重ねがあったからこそ「関西の雄」と呼んでもらえたのだろう。1981年には久し振りに大学選手権を制し、一年空いた後の83年から85年の大学選手権3連覇は同志社ラグビーの名を伝統校として不動のものとした。やはり、勝つことの意義は大きいのだ。


今シーズンは7位で関西リーグを終えた。

私の予想は大外れだし(当然、1位を信じていた)、東京で同志社ラグビーを応援できないのはメチャメチャ寂しいが、嬉しいことが一つある。それは、私なんかよりず~っと若いOBが意見を言い出したことだ。


「良う言うてくれた!」と思わず膝を打つ意見もあれば、「ホンマかいな、もっと詳しく教えてくれ」という良く出来た映画の予告編みたい意見もある(笑)。更には、「えっ?それ本気で言うてるのん?」と語気荒く聞き返してしまう意見まであるのだが、愛情がなければ意見など言わないものだ。そう思うと、同志社ラグビーを愛しているOBが、若いのから年寄りまで、沢山いることに気付く。そういう愛情がある限り、同志社ラグビーは必ず復活すると思えてくるのだ。


おい、若いの、頼むで。って僕もOB会に出たら先輩の方が多くて、米搗きバッタみたいに挨拶しっ放しやけど(笑)


ボルネオ7番のブログ-前川主将