後半7-5、

慶應が10-8で勝利。


後半も鋭いタックルの応酬で、一進一退が続く。

早稲田も慶應も僅かな隙間を空け、そこを突く。又は、そこをすり抜けようとする。しかし、好タックルで必ず阻まれる。


ただ、注意深く見ていると、慶應の選手は早稲田の選手に当たったあとも足を前に運んでいる。僅かな差だが、早稲田から見ると慶應を止めたと思っていても少しずつ押し込まれている。その度に慶應に勢いが付いたかも知れない。


後半12分の慶應竹本主将のトライは、そういう僅かなゲインが連続した後に生まれているように思う。竹本選手には早稲田の選手が二人タックルに行っているが、完全に受身だったように見えるのだ。下がりながらのディフェンスだったからではないか。見事なゴールが決まり、10-3。


しかし17分、早稲田はSO山中が個人技でカウンターアタック、フォローした4番LOがそのままゴールに飛び込みトライ、ゴール決まらず10-8。


その後も一進一退が続き、特にロスタイムの攻防は骨と骨のきしむ音が聞こえてきそうなほど早稲田が攻撃的なタックルを浴びせ、これを慶應が集散の速さで凌ぐという見応えのあるものとなった。


慶應の勝利はディフェンスの勝利。

80分間、黙々とタックルに行く慶應の選手には感動を覚え、ゲーム後の監督インタビューで林監督が涙を流し、答えに詰まられるのを見て、私もついつい貰い泣きしてしまった。慶應フィフティーンには心から敬意を表したい。


一方の早稲田はどうか。

果たしてゲームプラン通りの展開だったのだろうか。成蹊や立教とのゲームしか観ていないが、これらのゲームで早稲田はグランドを大きく使い、敵にディフェンスの的を絞らせない多彩な攻撃オプションを試していたように思う。その記憶からすると、今日の早稲田は少し違和感があった。


ただ、シーズンは未だ半ば。早稲田は明治との一戦をまだ残している。今日の敗戦から学んだ分だけ早稲田はパワーアップし、明治と対戦することになる。


凄まじい一戦になりそうだ。