前半3-3


両チームとも運動量が多い。寝ている選手などいないし、集散がものすごく早い。その上、スピードがあって、一人ひとりの責任感が強いので、素晴らしいタックルが繰り返される。


特に、選択肢が無くなったときの慶應のタックルにはしびれてしまった。


前半13分、早稲田SOがゴールに飛び込むも、慶應SHの矢のようなタックルに思わずボールを落とす。


25分、早稲田SOから右WTBにCTB二人の頭上を越える飛ばしパス、右WTBにフォローした7番フランカーがゴールに迫るも慶應が低いタックルで阻止。


27分、慶應ゴール前の攻防から左WTBがゴールに飛び込むも、慶應の低いタックルがノックオンを誘う。


以上、慶應の鋭いタックルが目立ったが、早稲田がSO山中のハイパントや敵ライン裏へのパントを封印し、つなぐラグビーに徹したため、余計に慶應の狙い澄ましたタックルがキレイに決まったようにも思う。早稲田としてはパントやキックで慶應のディフェンスに揺さ振りをかけるという選択肢もあったように思うのだが、どうだろう。


ただ、慶應のしつこいディフェンスから逃れるため、グランドを広く使って空間を作り、慶應ディフェンス網を分断というか、孤立させようという試みは何度かあったように思う。しかし、これも慶應のタックルがあまりに素晴らしく、一人一殺とでも言うのだろうか、ボールを持つ早稲田の選手をきっちり止めてしまうため、早稲田としては大きくゲインすることができなかった。


一方、早稲田のディフェンスにはバッキングアップによる厚みが絶えずあり、慶應は一次攻撃でゲインラインを突破することはあっても、それ以上、ゴールに迫ることができなかった。早稲田のディフェンスも容易には突破できない。


(続く)