本郷が37-5で快勝。
観戦しながら本郷の印象をメモしていた。
●無駄のない前進
●伸びやかで安定した走り
●かわすプレーでダメージ回避
●勝負どころでターボエンジン点火
最初のトライのきっかけになったのは、目黒学院のキックに対する見事なチャージであった。目黒学院はチャージされたボールを拾い、辛くもタッチに逃れたが、その後のラインアウトで目黒学院がオフサイドの反則。本郷はタッチキックを選択して前進、ラインアウトできっちりボールを獲得するとモールで押し込み、そのままトライ。この流れで本郷FWに勢いが付いたように思う。
二つ目のトライは目黒学院ゴール前スクラムのサイドアタックから奪ったものだが、スクラムで第一列が浮き、それを支えようとした目黒学院第三列のブレークが遅れたことから、一気に本郷がゲインしたように見えた。この二つのトライを見て「無駄のない前進」とメモしている。
「伸びやかで安定した走り」というのは、LOやNO.8の突進を見てメモしたものだ。車に例えると低重心とでも言うのだろうか、体重がうまく乗っていて、当たってモールの核になるも良し、向こうに倒れてダウンボールするも良しという、きれいな走り方をしていたように思う。
又、当たるときには半身をずらし、ダメージを回避するとともに、ボールを殺されないように工夫していたように思うし、パスも敵のマークを十分に引き付けてからするなど、ボールを生かすという意識が徹底しているように見えた。前半は22-0の本郷リードで折り返し。
後半5分、目黒学院がペナルティから反撃。FWがそのまま持って前進し、モールを押し込んでトライ、22-5とする。しかし、本郷の勢いは衰えない。目黒学院ゴール前のスクラムから目黒学院にボールが出るも、その処理にもたつくところを襲い、本郷がターンオーバーに成功、そのままゴリゴリと何度か押し込んでゴールを割りトライ、27-5と再びリードを広げた。20分にはPGを決めて30-5と突き放し、終了直前にも1トライ(ゴール)を上げ37-5でノーサイド。
後半は少し大味なゲームとなったが、本郷のトライはいずれも「チャンス」という局面で取ったトライだ。ただ、チャンスをモノにするというのは簡単そうで、実はこれがなかなか難しい。第一に、こちらがチャンスだと思ったときは敵はピンチだと思っている。第二に、チャンスをモノにするには、全員がチャンスだと認識している必要があるし、認識したら、より一段と稼働率が上がらないといけないからだ。本郷にはそれができるプレーヤーが揃ったということか。面白いチームだと思う。花園での活躍を期待したい。


