「この国を出よ」を読んだ。
大前健一さんと柳井 正さんが、リレー形式で若者への熱いメッセージを綴っておられる。「この国を出よ」とは、元気を無くし、いびつな形になった日本と心中などせず、思い切って海外で勝負しろ、仮に失敗しても外から日本を見るだけで価値がある、という若者への激励なのだ。
なのに、私みたいなオジサンが読んでしまい、失礼しちゃったかなと反省したのだが(笑)、不思議なもので、私も海外に出てみようかなという気持ちになった。それほどお二人の主張には説得力がある。
例えば日本の赤字財政。
税収が40兆円、支出が90兆円、国債残高が900兆円。
個人に例えれば、年収が400万円しかないのに、毎年900万円を支出し、子供の名義で9000万円借金している親父・・・こんな親父なら、子供の方から愛想を尽かして家を出ていくだろう。よし、私も出て行くか。
しかし・・・と考える。
何のために出て行くのか。何を求めて出て行くのか。親父に愛想を尽かして出て行ったとして、それで幸せになれるのか。なるほど・・・そうか、私に欠けているのは決断の勇気ではなくて、その前に「夢」だ、と思った。柳井さんも、ユニクロをグローバルな企業にするという「夢」があるから海外に出て行くのだ。
夢は一時の憤りよりも長~く持続すると思う。

