叔父が亡くなり、急ぎ帰省した。


叔父を知る私の友人は、

「大きな目でギョロッと睨まれると怖いんですわ。ただ、その後、必ず優しい言葉を掛けてくれはったんです・・・・」

と叔父の死を悼んでいた。まさに、そういう人だった。


私の父は四人兄弟の三男で、亡くなった叔父は四男だった。生前、二人の仲が良かったことは父からも聞かされていたが、お通夜の席で隣り合わせた伯母(四人兄弟の長男の奥さん)から、二人は仲が良かっただけではなく、大変女性にモテて、いろいろ武勇伝もあったのよ、と教えられた。伯母は91歳とは思えぬ素敵な方で、記憶力も衰えていない。途中から伯母の長男(従兄)や私の妻も会話に入り、


妻  「お義父さん、そんなこと一言もおっしゃってなかった」

伯母 「それは言えへんやろう」(笑)

私  「なんか怪しいとは思っていたんですけどね」(笑)

伯母 「黙っていた私も偉い」(笑)

従兄 「僕にも黙ってたことがあるねん。良うダシに使われた」

私  「ホンマですか?」

従兄 「あんたのお父さんには大きな貸しがあるねん」(笑)


と会話が弾み、いつの間にか和やかな席になっていた。


遠い親戚より近くの他人、と言う。

確かに、近所の人や友人が頼りになることも多いが、何かが起こったとき、同じような気持ちや感情でそれを受け入れ、悲しみや喜びを共有できる親戚というものは、やっぱり有り難いもんや、とそのとき思った。


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