レセプションが終わり、選手たちは練習へと向かう。
予定されているゲームは次の3つ。
同志社大学vs立教大学(Bチーム戦)
同志社女子大学vs立教大学(女子)
同志社大学vs立教大学(男子)
同じカードで2日間戦い、2勝した方が勝ち。1勝1敗の場合は開催地側の勝利となるらしい。
やがて選手達が登場、練習を開始した。最初に、シューズとフロアのキュッ、キュッという摩擦音にビックリ。あんなに音が大きいということは足の負担も大きかろう。それだけでなく、耳は大丈夫なのかと心配になる。次に、ユニフォームはなんであんなにダブダブなんやろう、と疑問に思う。因みに、ラグビーはピチピチがトレンドである。
では、ラグビー屋から見た印象を記しておきたい。
ど素人が言うことなので、どうかプロの皆さん、大目に見て下さい。
バスケットボールをラグビーに例えると、「ゴール前での攻防を交互に繰り返す競技」となろう。ラグビーの場合、得点する前に敵陣に入り、ゴール前に迫る必要があり、通常、このゴール前に迫るまでに相当のエネルギーが必要となる。すなわち、ラグビーには時間と地域の余裕があるのだ。もちろん、ラグビーもゲーム中は気が抜けないが、ゴール前の攻防になって初めて入るスイッチ・・・より高度な緊張感・・・があるように思う。
これに対し、バスケットボールの場合はボールを取れば即、得点(シュート)の為の最終攻撃が始まると言えるだろう。コートの中ほどで敵を足止めにすることなど無理だし、どんなにディフェンスが頑張っても、攻撃側はシュートを狙える位置までは必ず来れるからだ。だから、ボールを取ったら、基本的には確実に得点しておかねばならない。そういう意味では、最初から最後まで、「より高度な緊張感」が求められる競技だと思った。
次に感じたのは、「5人の意思統一」の重要性だろうか。フォーメーションは刻一刻変化するし、いわゆるサインを出す間などない筈なので、5人のプレーヤーが戦局や攻撃方法にどれくらい同じ理解をしているかが鍵だと思った。これはラグビーも同じで、セットプレーからの攻撃にはサインも出せるだろうが、二次、三次ともなれば、「暗黙の了解」で攻撃を続けるしかない。誰かの意図に他のプレーヤーが気付き、応じることができるかどうか。そういう暗黙の了解通りにプレーヤーが動けるチームは強いのだと思う。
5人の意志統一とより高度な緊張感、これらが同等なら、やはり攻撃パターンの豊富なチームが強いのだろうか。スリー・ポイント・シュートという、3点与えられるシュートがきれいに決まるのを何度も見たが、プレーヤーの能力もさることながら、例えば敵のプレッシャーを全く受けないノーマーク状態のときに決まることが多いのではないか。だとすれば、一人をノーマークにできる攻撃パターンがあったということで、シュートを決めた選手だけではなく、チーム全体を褒めるべきだと思った。
さて、ゲームの方だが、3試合とも先に「より高度な緊張感」スイッチの入った立教大学が同志社のリズムを切り崩し、最後まで優勢にゲームを進めたように思う。立教のプレーヤーがボールを持つと、他の4人にも同時にスイッチが入るという感じだろうか、立教は「面」で動いたような気がする。これに対する同志社は「点」で動くとでもいうのだろうか、相手の動きを見ながら順番にスイッチが入っていったような感じがする。
残念ながら、第1日は立教大学の勝利で終わったが、翌日の午後3時、応援に行っていた柔道部OBのY木さんから、「同志社逆転勝ち!」という一報が入った。続いて、同級生のF村からは「10点差で勝ったよ」という連絡。そして、沼田監督からもお電話を頂いた。昨日の完敗からすると、上出来と言えるだろう。
それにしても、同じチームに2度は負けない、というのは学習能力が高い証拠であろう。ただ、素質なくして学習はあり得ない。学習するには頭が良くなくてはならないし、学んだことを生かすには体力とセンスが必要だからだ。そこまで考えて、第1日を一緒に応援していた応援団OBのF田さんの言葉を思い出した。
「明日は分かりませんよ。同志社の選手を一人ひとり見ると、力のある選手が多いように思うんです。2年前に比べると27番も36番も成長していますし、今日は明らかに力を出し切ってないと思います」
その予言通りとなったが、バスケットボール部の皆さん、どうかインカレに出場し、上京を果たして下さい。
そのときは校友も誘って応援に行きます。待ってます!
最後に・・・・・
バスケットボール部にもしっかり者のマネージャーがおられました。
今回の遠征、ホンマにお疲れさんでした。
皆さんのご苦労、必ずやプレーヤーたちが報いてくれると思います。これからも宜しくね!




