どこかできいた


いらないものを捨てたら 未来が残る 


 という 言葉


 そうだよね 大事なのは未来

過去なんていらないもの

トラウマなんて全部捨てちまいたいさ

 恥だって失敗だって悲しみだって全部捨てちまいたい


燃やせないゴミのようで

埋めたていくしか処分できないゴミのようで

消すことができない

隠すことしかできない溢れていくばかり

そんなゴミで体の中が汚染されていくんだよ

認められないことが怖い

究極に他人が怖い

やるまえからあきらめてしまうのはすべてトラウマのあることばかりだ

それは逃げなのかもしれない

でも 立ち向かえない

また 認められないことを 認めてしまうのが怖い


自分を評価されるのが 怖いのだ

疑うことにいつのまにかなれて

それに気づいて悲しくなった

すべてに惑わされて

自分が醜く歪んでいく


人の幸せで笑えなくなった

それに気づいて悲しくなった

そんな考えに意識を囚われて

あまりに多くの時間が流れていく

どうしょうもない焦る気持ちで溢れてしまう


自分にはなにもないことに気づかされる

これきりなら もうどうなろうとも かまわないさ

夜明けまでの わずかな 幸せも 冷め

マタ逢ウ日マデ



引用 大好きな RIP SLYME 「マタ逢ウ日マデ」より

いまがいちばん幸せなのかもしれない


そう 父がしみじみとビールを片手に言った


少しだけ切なくなったけど私もあぁ そうなのかもしれない そう思った


何気なく流れていくこの時間がいちばん幸せなのかもしれないって

明日はうってかわってどんぞこになるかもしれないってことの意味にもなるのに

うん なんだかんだぐちゃぐちゃしてても ほんとは 幸せって・・・

そしたら 怖いものがすこし なくなった

1分 1分が 大事になった

この瞬間が大事になった


違うところへこの足で飛び込むことも 抵抗はうすれていく