この前、小学校1年生になる娘さんを持つ同級生から、学校の持ち物にすべて名前を書かないとならないんだけど、面倒だという話を聞きました。どうやらそこのお家は娘さんに自分のものは自分で勝手に書くようにいってあるようですが、そういえば私が子供の頃ってどうだったかなってふと思いました。やっぱり母が書いていたような。特にえんぴつは、先を少しけずってそこに名前を書いてあった記憶があります。さて、この名前を書くって行為なんですが、最近落し物をして、つくづく名前を書いておけばよかったと思うことがありました。いまだにその落し物は戻ってこないのですが、あちこちで聞いているものの、出てきません。ただ、偶然後に出てくるかも知れないと思って、何度もまた聞いているし、いろんな人に話しているのですが、その中に1人、お掃除のおばさんがいて、そのおばさんにお願いしておいたら、どこに届けたらいい?っていわれました。そうなんですよね、名前が書いてなければ、見つかってもどうしていいのかわからないっていうことなんだと思います。名前が書いてあれば、善意さえあればめぐりめぐって私のところに戻ってくると思ったんですが、書いてないと伝えようがないってことなんでしょうね。書いておけばよかったかもと後悔しています。
ただ、どうして名前を書かなくなったのかと考えてみると、それもまた理にかなった理由があって。電車の中などで作業をすることも多い私なんですが、私がどこの誰なのかということがわかってしまうことが嫌だったからです。常に名前をさらしているのって怖いなって思うんですよね。自分はそんなこと気にとられてなくても、周りの誰がそれを気に留めているかわからないですから。個人情報はなるべく出したくないという思いもありますし。難しいところだなあって思います。
ちなみに、昔、私は無駄遣いをしないようにということで、買った品物に値段を書いていたことがあります。何年か使って壊れたとき、もう何年使ったからよく使ったなとか感じたかったのと、服なんかだと、いくらで買って何年着たから、もうくたくたになっているし捨ててもいいなとかそういう目安にしたいと思ってたんです。お菓子についても、ひとつひとつがお金で買ったんだということを意識したいから個別包装ひとつひとつに1つがいくらとか書いてました。ところが、そんなことをしていたら、人前で物を出すのがちょっと恥ずかしくなってしまいました。この服いくらで買ったとかばれちゃいますし、お菓子のおすそ分けをしようと思っても、値段を書いてたらとてもあげられなくて。管理するのって一長一短ですね。