シンの気持ちも分からないまま、時間だけがすぎていく。
3人とは友達どまり。
18歳のタカとシンは、その後ボーイズバーで働くことに。
年足らのコウも年齢を偽ってボーイズバーに身を落としておく。
3人に知り合ったことで一度は夜の世界から離れていたのに、
また夜の世界に自然に飲み込まれていった。
シンとの関係は進展しないまま、客・店員の関係に変わっていく。
結局本当の気持ちが聞けないまま、私の気持ちは空回りのまま。
シンのお客さんに成り下がっていく。
最初は別々の店で働いていたシンは、コウのお店で働くことになった。
自然と2人のお店に行くことが当たり前になっていき、
タカとは少しずつ疎遠になった。
いつしかコウとの方が自然と会話が弾み、会うことが楽しくなった。
欲しい言葉をくれるし、なんと言っても居心地がよかった。
でも関係性は友人兼お客さん。
欲しい言葉は友情の言葉。
好きだの可愛いだの、そんな言葉が欲しいわけじゃない。
私は多分すごく心が枯れていたんだと思う。
恋愛が心を満たしてくれるとは思わない。
欲しいのは真実。
限りない友情。
恋愛は脆すぎて、私の心を満たしてくれるものではなかった。
だけど・・・本当の気持ちを私にくれたのはこの3人ではなかった。
あの時はそれに気づかず、目先のことだけで満たされれば十分だった。