7月開催のHSBC香港口座開設&海外資産運用勉強会・座談会を終えて(2) | 香港IFA玉利の海外投資夜話

7月開催のHSBC香港口座開設&海外資産運用勉強会・座談会を終えて(2)

かつての
オフショア的な立ち位置から
HSBC香港を資産の隠し場所という
イメージを持っている人もいるかもしれないが
それは間違いだと言わざるを得ない。


マイナンバーの導入だけでなく
今後100カ国以上で採用される
金融情報の交換システム

「CRS(共通報告基準)」

の導入により、
情報の公開・交換は進む方向にあっても
後退することは考え難い。


160730


万が一、HSBC香港に
隠し場所としての認識を持っているなら
それは早期に改めることをお勧めする。


きちんと法律に従って
資金移動をして公正に活用しながら、
「場所の分散」と「通貨の分散」
をおこないその先にある資産運用の拠点となる。


そのための口座であるのだ。


勉強会では定期預金に
ついての質問も複数あった。


最近主要国は
どこも低金利政策を採っており、
HSBC香港で外貨の定期預金を組んでも
利息収入あまり見込めない。


ニュージーランドドル(NZD)の
1年定期で0.7〜0.8%の利息がつくのが最高だ(※)

※2016年7月時点


人民元(RMB)はHSBC香港での
定期預金金利は0.5%程度だが
中国本土へ行って中国銀行などで
定期預金を組めば現在でも
1年定期で1.75%、3年定期で2.75%の金利が付く。


3カ所目の銀行口座を持つとともに
人民元への通貨分散をしながら
利回りも見込みたいという人には一考に値するだろう。


HSBC香港の
口座開設だけではなく
参加者それぞれのニーズに合わせて
他の銀行や商品での運用方法なども
勉強会後におこなう座談会で
お話させていただいている。


HSBC香港の口座開設にあたり
国際運転免許証が取得できないため
銀行の残高証明書で住所証明として
使いたいという相談もあった。


HSBC香港の
口座開設に必要な証明書は、

1.パスポート
2.英文の住所証明

である。


英文の住所証明は
運転免許センターで発行される
国際運転免許証が基本だが、
免許証を持っていない人はこれが取得できない。


次善策として
日本の銀行が発行する
英文の残高証明書があるが、
こちらについてはHSBC香港が
要求する項目が全て記載されていなければならない。


具体的には
住所、銀行名・ロゴ、銀行印、
パスポートNoと担当者の直筆サインの入った
過去3ヶ月以内に発行された原本が必要となるが、
普通に残高証明を請求してもすべての項目が
揃っていることはほぼない。


なので特別に
記載事項をリクエストすることになるが
これが割と骨の折れる作業なのである。


実際すべての項目を
記載してくれる銀行は限られている。


我々のサポートを利用する場合は
実際にHSBC香港で受理された
残高証明書のサンプルを希望者に渡して
銀行に交渉してもらうこともしばしばだ。


このような形で
勉強会後の座談会では
参加される方個々のニーズにあった
提案やアドバイスもすることも可能だ。


逆にこの勉強会に参加することで
ご自身のニーズを発見することになるかもしれない。


>>>>内容に満足されたらこちらをクリック!