HSBC香港の中国語名「匯豐」の由来 | 香港IFA玉利の海外投資夜話

HSBC香港の中国語名「匯豐」の由来

「あれ、何て書いてあるんですか? どういう意味ですか?」

と顧客が指を指す先にある文字。

「匯豐」

HSBCの中国語名である。

「えっ、香港上海銀行じゃないの?」

という反応が聞こえてきそうであるが、
実は中国語では「匯豐銀行」と呼ばれているのだ。

この「匯豐」という名前の
意味を訊かれて私はこれまで、

「”匯”も”豐”も金銭的に
縁起の良い文字だから組み合わせたのでしょう」

などと適当に答えていたが、
今回読者のWさんが
「匯豐」の由来について調べて教えてくれたので
ここに掲載したい。

$金融知識をフル活用して縦横無尽に世界を駆ける強い日本人の再生を目論む、香港IFA玉利の海外投資夜話-hsbc

(以下引用)

この漢字『匯豐』と書いてありますが、
これは何を意味しているのでしょうか?

香港人に聞くと、
この漢字の組み合わせ自体に意味は無いそうです。

何故これがHSBCを表わすのでしょうか?

この最初の漢字は
日本では使っていない漢字です。

なぜその様な意味の無い熟語が
同社の看板に入ってるのか?

それは同社の中国語での
正式名称にこの字が入っているからです。

HSBCが発行する香港ドル紙幣を見て下さい。

英語では

"The Hongkong Shanghai Banking Corporation"であり、

日本語では『香港上海銀行』です。

しかし、実は中国語では

「香港上海匯豐銀行有限公司」

です。

そう、英語にも日本語にも無い
この隠れた漢字が実はこの会社を表わす漢字なのです。

では何故この漢字が
この銀行の正式名称に入っているのでしょうか?

1865年の同社設立時、
同社の名前は香港上海『匯理』銀行でした。

匯理とは古い表現で『送金』という意味だそうです
(正確には『匯款』らしいです)

当時はアヘン戦争の後で
英国の貿易商社が中国向けの輸出等で
あげた売上代金を本国へ送金するニーズがあった為
Thomas Sutherlandというスコットランド人が
Hongkong and Shanghai Banking Companyを設立。

主な商売が送金だった為に
『送金銀行』という中国の名前を取り入れたのです。

風水を重んじる広東文化の影響を受け、
画数が悪い事を理由に名称変更を決断。

『匯款』 + 『豊裕』 = 『匯豐』

となったようです。

(引用終わり)

へえ~

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