覚醒 - よみがえる翼 Ⅱ | 前略、バビロンの片隅より ~Out Of Order

前略、バビロンの片隅より ~Out Of Order

Yahoo!ブログから引っ越してきて早や1年
飲む打つ買うの三拍子揃ったろくでなしが
スーダラな日常をゆる~~く書いてます(時々過激になりますが)
時々持病の鬱で更新が止まったりしますが、生きてはおりますので。。。



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それから、十数年が経ち、老ライダーはこの世を去り
孫の女の子は、バイク乗りにはなりますが、祖父の言葉の意味がわからず
フルチューンしたKAWASAKI マッハ( TAMA的には、思わずヨダレどころか涙まで流しちゃうKAWASAKIの往年の名車中の名車です。 エンジンのパワーに当時の技術では足回りが追いつかず“ 後家作り ”とも呼ばれていました )を駆り、負けたことの無い正体不明の“ 峠の女王 ”ミッドナイト・クイーンとして君臨します

そして、彼女は「今の自分にはこんな骨董品のバイクはいらない」
モトショップ五郎に無料で持ち込みます。条件はこのバイクに乗るのにふさわしい人に譲ってくれと。 
「ヒイィー」思わず悲鳴をあげる五郎

それも、そのはず。 彼女が持ち込んだ“ ビンセント・ブラックシャドウ ”( 英国車 )
ビンテ-ジ オブ ビンテージと呼ばれ、日本に何台あるか・・・マニアなら数千万出すって代物です

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当然このお宝バイクに乗る権利は彼女にあります
しかし、彼女にはこの、名車の価値がわからない・・・・なにしろ半世紀前のバイクですから

彼女の正体がミッドナイト・クイーンと薄々気づいてた五郎は賭けにでます
“ ビンセント・ブラックシャドウ ”を峠用にチューンして、彼女にバトルを仕掛けるのです
結果は、五郎&ブラックシャドウの圧勝・・・翌日モトショップ五郎に現れた彼女は五郎に詰め寄ります
「いったい、どんなスゴイチューニングを施したのかと

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    万歳ハイウエイ 第136話 「スピ-ド」より

TAMAはこのおじいさんの

エンジンの音はバイクの精神( こころ )の叫び・・・・・

ニオイは夢の飛沫・・・・

スピードは意思じゃ!

この言葉に感動してしまいました (T^T) ダー






(^^; いかんいかん、ここ数日愛機KAWASAKI KR-1にべったりしていると忘れていた、ある意味特殊な人種“ バイク乗り ”( 最近はやりの大型スクーターにステレオ付けて乗ってるバカは問題外です( 早く死んでくれ! ) )の血が目を覚ましてしまいました


ドナドナドナドナー あ、売った訳じゃねーか・・・
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お話は、前回の続きKR-1を預けた日の夕方です・・・
TAMAは、現在の、全所持金を、ネットバンクで確認しました

ここから
毎月決まってオババに渡してる生活費 × 3ヶ月分

プロバイダー代、携帯代、各種保険その他諸々の支払い × 3ヶ月

をマイナス ?c(゜.゜* )エート。。。


・・・約20万円強・・・(w_-; ウゥ・・どうしよう・・・
いくら、もうじき働くつもりと言っても、自分の為の“ 雑費 ”がまったくありません


あぁ、まだグッドウィルがあったら・・・(w_-; ウゥ・・
TAMAは、調理師現役バリバリだった頃、某和食創作料理の厨房で勘違いしたアホ料理長ぶん殴って、1夜にして職を失ったことがありますが・・・次の職場が決まるまでグッドウィルのお世話になっっていました

夜型の仕事してた人間には、朝早いのがつらくて、日給の割りにキツイ仕事もありましたが・・・
毎日内容の変わる仕事は結構楽しかったですネェ

同業のフルキャストも廃業したはずだし・・・

探した訳じゃ無いけど、いまさら日雇いのバイトないだろうな・・・

コラァ、厚労省と舛添ぇ~! 派遣切りに遭った人助けるのは、と~っても大切なのは判ってるけど・・・
急な出費で、首の回らん庶民のことも考えろ~ ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!
せえから消費者金融で、自己破産するタワケがふえるんじゃ!



( ̄ー ̄?).....??アレ?? 、そういえばコンビニに行かなくちゃならない用事あったっけ・・・


うっかり携帯を忘れて近所のコンビニに行っていたTAMAは、帰って携帯の着信ありのランプが点いていることに気が付きました

(‥ )ン 留守電入ってる・・・
再生してみると、バイク屋のチーフメカニックさんでした

「もしもし××さん( TAMAの本名 )の携帯でしょうか? え~とバリバリタイヤのですねバリバリバリ
銘柄バリバリ・・・」向こうが050のネット電話のせいか・・・雑音ばかりでよく聞こえません

「・・・・」あきらめて、留守電を消去したTAMAは直接バイク店のファクトリーのほうへ電話しました
「さっき留守電もらった××ですけど、電話じゃ埒あかないんでこれから行きます」

TAMAは側室バイク、HONDA LEAD90さんのキーをとると家を出ました




( ̄ー ̄?).....??アレ?? 本妻が息吹き返したとたん、側室がへそ曲げた

KICK!KICK!KICK!KICK!・・・ウンともスンとも言わん

プラグ・・・カブッたな・・・
アクセル全開でKICK!×10回

'これでかかるはず・・・アクセル閉じてKICK!KICK!KICK!・・・

・・・あのなぁ・・・TAMAは声に出して HONDA LEAD90さんに言いました
「確かに、メインバイク KR-1は帰って来るけど、あんなクソ派手なバイクで仕事行けるかい・・・
これからも、通勤にはバンバン走ってもらうで

そう言い聞かせてKICK!
“ ヴォロヴォロヴォロ ” LEAD90さんは不機嫌ながらもエンジンに火が入りました


走り出しながら「ったく、バイクってヤツは女の扱いと一緒で・・・(オッと 失礼!)





TAMAん家から、バイク屋さんまではスクーターで15分の距離です

TAMAが着くなり、チーフメカニックさんらしき人が、KRを奥から押し出して来ました

「なんで判ったんやろ」そんなに2スト顔してるやろか (‥ )???

それにしても、我が愛車・・・最近の爺むさい色のバイクに混じって立ってると目立つこと目立つこと・・・

その時代の看板バイクにしか与えられなかった“ ライムグリーン ”KAWASAKIのプライド・・・



「今んとこ、こんなんですわ」チーフさんが、キックペダルを踏み下ろしました
“ ヴワーン ” w( ̄o ̄)w オオー! 1発っ!

“ ヴァガヴァガヴァガヴァガヴァガ・・・ ”まだ、キャブのセッティングが出来てないので、左右のチャンバー( 2スト用のマフラー )はもうもうと白煙を吹いています

チーフさんがアクセルを煽ります“ ヴアーンヴアーンヴアーンヴアーンパラッパラッパラッパラッ・・・ ”(T^T)ウルウル「あぁ・・・この音だ・・・なんで、俺はこんな素晴らしい世界忘れてたんだろ・・・」

最近主流の、4ストDOHC4気筒の“ 馬のションベン ”みたいな音とも違う

時代錯誤な4スト単気筒や2気筒の“ ドコドコ ”やかましいだけで、全然走らん見掛け倒しのエンジンとも違う・・・


「いやぁ、正直びっくりしましたわ。 電話で3年以上寝かしてたって聞いたから“ どんな酷いのが来るんかいな ”思てたけど、いざバラしてみたら、シリンダーもピストンもピカピカ・・・クランクもサビ一つないし、一番心配してたクラッチも貼りつきなし、イラン滑りもなし、仮のバッテリー組んでみたら“ KIPS ”( KAWASAKI独自の可変バルブシステム )もチャンと作動するし・・・これで、電装系キッチリ直して、スリック( 晴天用レーシングタイヤ )履かせたらスズカ走れるよ」


TAMAはタンクに右手を置いて、KRと会話していました
「ありがとう。 あんなことがあって、バイク乗る気力もなくして、俺はお前のこと忘れようとしてたのに・・・
お前は、この日が来ること信じて、こんな情けネェ乗り手のことを待ち続けて、自分を保ち続けてたんやな・・・

ありがとう・・・

いったん席を外し、ファクトリーのほうに行っていたチーフさんが帰ってきて言いました

「で、どうします?、たぶん電話でゆうた通り20万弱かかるけど・・・
うちとしては、部品取り用のKR-1、1台欲しいのが本音なんで、廃車しはんねんやったら今回トラックでの“ 引き取り代 ”だけに負けとく・・・言いたいけど・・・その目ぇ見たら聞くだけ野暮やね」

「はい、命に代えてもコイツもう一回“ 峠 ”に連れて行きます」




あ~ぁ、やっぱり2話で終わらなかった (⌒~⌒)



つづくっ!|