大切な作品
昨日は宮沢賢治の命日でした。賢治の死後、未完成のままの『銀河鉄道の夜』が発見されました。賢治は何年も『銀河鉄道の夜』に手を入れ続け、ついに未完のままで旅立ちました。賢治は「永久の未完成これ完成である」と書き残しています…。学生の頃、この作品に出会い様々な『宮沢賢治』をなぞっていきました。色々…諸説あります。愛する人に宛てたものだとか仲間に宛てたものだとか…。当時の私は賢治の生涯において唯一の理解者であった妹トシへ宛てたものだと感じました。いまもその想いの真相はわかりません。生と死…大切な人を失った賢治が故郷のあの空を見上げ、銀河鉄道に乗り込みその星ひとつひとつに想いを馳せ大切な人を探し続けた。だから自身が亡くなるその瞬間までも未完のままだった。完成してしまうことはないと賢治自身わかっていたのですから。様々な捉え方があると思います。色々な感じ方があっていいと思います。どんなに思いを馳せても賢治の心のうちは想像するしかないから。人それぞれの『銀河鉄道の夜』で良いんだと思います。因みに私は『銀河鉄道の夜』にふれるといつも祖母を思い出します。そして賢治の他作品で印象的なのが『やまなし』です。13/9/22