この冬、私は新しい職場に異動しました。
住むエリアも変わり、毎日が少しだけ緊張です。
覚えることが多くて、
帰るころにはぐったりしている日もあります。
そんな中で、通勤途中に聴き続けている
VOICYの1日5分のマインドフルネス🟧
そこで出てきた言葉。
「不安に、名前と住所をつけてあげる」
やってみると、不思議と頭の中が静かになります。
私は、不登校を経験している息子の母です。
そして、鬱から息子は少しずつ外に出られるようになり、日常が戻りつつあります。
それでも、ふと不安は顔を出します。
大学に復学できるだろうか。
また揺れることはないだろうか。
そこで、不安にそっと名前をつけてみました。
復学の心配は、
「結果コントロール不安」。
住所は、まだ来ていない未来。
また揺れるかもしれないという思いは、
「再発予測不安」。
住所は、過去の記憶。
そうやって眺めてみると、
どちらも「今ここ」には住んでいません。
私は、まだ来ていない未来や、
もう終わった過去を行ったり来たりして、
少し疲れていただけでした。
新しい職場で戸惑いながら働いている私も、
先のことを考え出すと足元がぐらつきます。
でも今日の私にできることは、
目の前の書類をひとつ終わらせること。
毎日を積み重ね、新しい仕事を覚えていくこと。
帰宅して、息子の顔を見ること。
「ただいま」と言うこと。
それだけ。
未来の住所まで、
今の私が出向かなくてもいい。
不登校の子を持つと、
親はどうしても遠くを見てしまいます。
でも、子どももきっと、
自分のペースで「今日」を生きている。
私も同じように、
今日の場所で、今日の役割を果たせばいい。
不安を消すのではなく、
「ああ、未来の住所に行っていたな」と気づく。
それだけで、少し呼吸が深くなります。
私たちは、今日をちゃんと生きています。
それは小さく見えて、とても確かな一歩。
静かに、でも確かに。
今日という住所で。
今日という住所に、静かに立っていようと思います。