子どもがつらさでいっぱいのとき、親の言葉はなかなか届きません。

どれだけ真剣に伝えても、「言い訳」「わかってくれない」と受け取られることがあります。


現在の息子を見ていて、改めてそう感じました。


そんなときに必要だと思ったのが、

『寄り添いの最小単位』です。


それは、説明をいったん手放し、感情だけを受け止める一言。

まずは、子どもの心に“安全なスペース”を作ること。



  ■寄り添いの最小単位とは?


短くて、否定のない言葉のことです。

「つらかったんだよね…」

「そう感じてきたんだね。」

「その気持ち、ちゃんと聞くよ。」


怒りや後悔、不安でいっぱいのときには、説明よりもまず安心が必要なのかもしれません。


  ■「説明したい気持ち」を抱えたままでいい


親にも伝えたい思いがあります。

過去のことを責められたくないし、否定もされたくない。


当時は必死だったこと、

良かれと思って選んだ道だったこと。


でも今、反論してしまうと、子どもの思いを否定してしまいかねません。

ただ、“伝えるタイミングだけをずらす”

他の形で伝えていく方法があるはずです。


  ■おわりに


寄り添うことは、決して完璧じゃなくていい。

一度でうまくいかなくても、それでいいんだと思います。


短くて、やさしい一言を返すこと。

私もこれから少しずつやっていきたいです。