朝ドラ「ちむどんどん」を観て
切ない記憶が思い起こされました。
主人公のお姉さんはお下がりの
体操着を着ているけれどだいぶ
傷んでいます。
以前の持ち主の名前の上に、自分
の名前を書いた布を縫い付けて。
私が中学生のとき、クラスの女の子が
「その体操着着ないで」と同じクラス
の男の子に向かって怒っていました。
女の子のお母さんが捨てた服を
男の子のお母さんが拾って着せた
のですね。
男の子は何も言わず、おどけた顔を
していました。
女の子は、「私のお母さんが着てた
服を、男の子のお母さんが着てるんだよ」
と言って泣き出してしまいました。
誰も何もいえませんでした。
男の子は薄っすら残ってた女の子の
名前をマジックで消して着続けました。
中学を卒業して就職したようだけど、幸せ
に暮らしてるといいなって思います。