いつも通り、先ずは結果から。
【iTT】8位
【本戦・チーム】クラス2位
バイクは、コンセプト号。
特段最終仕様とは変わらず。
iTT側では、リヤにMAVIC・コメットディスク。タイヤは、パナ・アジリスト25mmをチューブラーで。
本戦側で、Xentis mk2バトンを前後に、タイヤはFMBレーシング・クリンチャー24.5mmを履く。
【iTT】
スキンスーツにNopinz ハイパーソニック。
エアロインナーと、同じくNopinz Pro1シューズカバーを装着。 グローブはAerocoach、胸のモッコリシステムも装着 と持てる最高のエアロ装備で望む。
会場入りから、iTTスタートまで、時間無く慌しくローラーへ。ほどなく試走へ。
(会場では、最高にして最強なエアロロードでした。)
試走…前日雨だったから、薄っすら残っているのが怖くて、コーナーを全然攻められなかった。
そもそも300mmナローハンドルだと、ポジション取ったままだと怖い。
全く攻められなくて、やばい…。
10位以内選抜で先頭からスタートなので、安全策を取り、トップ10狙い。
1コーナーを抜け、下りで50km/hは指すものの、その先のコーナーは全く踏めず…。30km/h台までダウンww そこから上げるを繰り返し…。
結果、8位…。あぶねーギリギリでしたw
安全策を取りすぎました…。ひとまず最低限の仕事はした。
【本戦】
4人チーム。iTT出走の為、第一スティントは3番手スタート。
とりあえず、ハイパーソニックスキンスーツの上にチームジャージを着る。シューズカバーは外して、ハイパーソニックソックスと、ハイパーソニックハーフシューズカバーを装着。
3番手スタートだと、良い感じの集団はないだろう。
この手の交代ありきなチームレースだと、まぁ言われているのは、「良い集団を見つけて乗れ!」ですよね…。
それ、間違ってます。
都合良く集団なんて出来るのは、スタート時くらい。まぁ段々と集団なんてモノは無くなるんだよねぇ。
「集団がないなら待つ」ってのは愚策。後ろから来る集団、すなわちそれ、ワンラップされたのと同じです。
じゃあどうするの?ですね。
【集団が無いなら、作れば良いじゃん!】です。
集団無くて…なんて愚痴るのはねぇ。無いなら作れよです。
では、どうするか?ですね。
それは、良いペースでiTTをする事です。
皆が望むペースでiTTさえしていれば、自ずと集団は形成されます。もちろん遅いとダメですがね。
3番手でバトンを渡される。
案の定、集団も無い空間でのスタート。
ここからiTTがスタートします。
【Strava参照。ピットがゴールライン手前なので、全スティント、インラップなし。+インラップです。】
(第一スティント)
アウトラップは、まだコーナーへの不安から、ゆったり目で、徐々に1周3分1桁ペースに上げる。
Ave40km/h付近。 私が、日頃から最も重要視している速度域です。
そのスピード域で最大効率を求めたバイクです。段々コーナーにも慣れ、ラップタイムも安定する。
気がつくと、後ろには集団形成される。
そりゃ、レースペースとしては、かなり良いので乗りたいだろう。
形成後は、たまに後ろに下がって楽をするが、余りペースを落とされるのは困るので、なるべく前に出て走る。兎に角、3分そこそこで走りたい。タダ乗りは、全然OK! でも、ペースを乱す邪魔はするな!です。
前の集団に追いついても、ペースは緩めずでしたから、そこで集団から振り落とされたりした方も多かった。こっちは集団形成したい訳でも無いから、そこは無視。
(第二スティント)
ピット回数15回をクリアする為に、時間調整を始める。
気温が上がって来たので、ここで、ハイパーソニックを脱ぎ、Nopinz Pro1EVO RR 半袖スキンスーツに着替えて、その上にチームジャージを着る。
暑さ対策も万全で、距離が短い分、ペースは上げられる。
第二スティントスタート。たまたま良い集団に追いつく。
まぁバトンなんてホイール履いてたら、イロモノに思われたのだろう。
ペースを落としたく無く、長めに前を牽くと、『無理するな!』なんて言われたww
イヤイヤ、自分のペースですけど、何か?です。
そう思うなら、さっさと前に出ろよ!です。
なんでペース落として先頭明け渡すんだよ。なんだよねぇ…まぁそんな事言ってる輩(自分がキツいんだろ)ほど前に出れないんだけどww
こっちは、少数でしっかりローテ順も守ってるから、何の文句もないだろう。別に集団なんぞバラバラになれば良いと思っているからね。ペースを落としてまで協調はしません。別にローテしてなんて頼んでも居ない、付いて来たければ、勝手にどうぞ〜ってスタンスです。
想定速度より、遅いなら、ローテ順飛ばしてまでもペース上げるしね。
結果、良いペースを刻んでいた。
(第三スティント)
ここは、もう交代回数を稼ぐ時間調整。25分程度走ってくれ!って指示。
この後、最終の第四スティントも私で交代まで休息時間は少ないので、消耗しない程度に、Ave40km/hで走る。3分そこそこなので、7周回走ると丁度良い感じ。
この時間だと、ソロ参加も居ないので、コース上の人数も減る。そうなると良い集団はないよね。
この時間帯に3分一桁台だと、かなり速い。単独走で走っていると、すぐ後ろに付かれる。
どうぞ〜タダ乗りOKです。
段々大きくなる集団。とは言えすぐピットに入ってしまうけどね…。
消耗しない程度に、かつペースは守り、前で走る。
(第四最終スティント)
レースルール上、ラスト30分はピットイン不可なので、そこでは、ほぼ全チームピットインして、ラスト30分を1人で走り切る。
ただ、ギリギリ30分って、そうそう上手くいかないから、10分前から5分前程度ゆとりを持ってピット交代を済ませるのが普通。
35〜40分、最後の消耗した時間帯で走り切るってのはキツいし、ゴールに向けペースも上がるので、ほぼ全チームがエース級を投入して来るだろう。
そうなると、こちらのピットアウト時に、結構良さげなエース級と遭遇する事も予想され、良い集団形成がなされそう。(この時間帯なら、エース級が出て来てもスピード負けする事はない。)
ピットアウトすると、案の定、良さげなエース級4人と一緒になる。(後から聞いたら、他クラストップのチームだったりした。エース級遭遇で良かった^_^)
このクラスなら、暗黙の内に集団形成、即ローテ。
流石は、エース級な方々との集団形成。 アウトラップでこの日自己最速ラップを叩き出す。
これなんだよ〜集団って。
流石に2周目以降は落ち着くが、それでも3分フラットペース。
集団は形成されるが、ラストな時間帯。全員サラ足ではないのに、3分フラットペースはツキイチでも乗れる人は限られる。
一時的に大きくなっては、すぐ萎むを繰り返す集団。
ローテに入れるのは、6人くらい。常時守れるのは、2人程度。
今回のレースのゴール基準が、8時間(16時ジャスト)ギリギリ手前だと、もう一周出来るってルール。(もちろん事前確認はしている。この手のレースはゴール基準が特殊だからね。色々後から文句言い出す奴もいるが、イヤイヤ先に調べておけよ!です。知ってたもん勝ち。)
すなわち7時間59分59秒にゴールラインを踏むと、もう一周出来るんです。 その次の周回、8時間を超えたところがゴールです。実質8時間オーバーしてもう一周が可能。
8時間後にゴールライン超えたら、その周回がゴールとなります。
これ、ゴールラインをギリギリ7時間59分59秒に踏んで、その後ろで、ほんの少し離れた人が8時間だと、前の人は次の周回がゴール。後ろの人はその周回がゴールです。下手すると同じ集団内でゴールが違うって事が起きる。
そして、それは、ワンラップ出来るって事です。例えば、ゴールラインを踏むのに、8時間1分とか、30秒とかその程度でも、ちょっと先に見えているチームから自動ワンラップされる。それ、めちゃくちゃデカいでしょ。
そして、自分のラップタイムやアベレージスピードを正確に理解している私だと、簡単に計算出来る。
このまま行くと、この特殊条件に当て嵌まりそう。
ただし、ペースが落ちるとダメ。
おそらく、あんまり特殊条件を理解してないんだよねぇ皆さん。 故にゴールスプリントに向けてマッタリしちゃいそう。
幾らゴールスプリントしても、この特殊条件に入るとワンラップされてますからね。そんなゴールスプリントは無駄。
集団内で、私以外に1番イケてる方に声掛けて、協調要請。
案の定、ラスト手前、緩んだ集団を2人で引き上げる。
もうホントギリギリ…やばい秒に追われる…。最後はガッツリ牽く。
何とか7時間59分台でゴールラインを越える。
良かった…もう仕事は終わりです。
スプリントはチカラ無く…なんとなくゴール。
だって前周回で使い果たしたからww
最終スティントは強者揃いで面白かった。久しぶりにレースをした感がある。
結果も出たし、周りを見てもまだまだ戦えるだけのチカラは持っていると確認出来たのも良かった。中々面白かったです。
【レースデータ。(iTTは除く)】
面白いのは、IFが0.94って所です。
相当高いペースでかつ、単独走や先頭走行も多かったにも関わらず、IFは1.0を超えてない。まぁ辛くは無いって事ですね。
アベレージ心拍も、160台と低い値。ここも標準。辛くもなく、楽でも無いって感じ。
NAXケイデンスは、おそらくバクだろうw
MAX心拍は、こんなもんだろう。
これ、エアロ効果がかなり高いって事だと思う。
誰よりもエアロだったですから。