https://www.cyclingnews.com/features/lab-tested-40mm-road-tyres-are-faster-for-nearly-everyone-and-heres-why/?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=dhfacebook&utm_content=null&fbclid=IwY2xjawJFTGFleHRuA2FlbQIxMQABHdoUNpWfGIasxoDIM5ZABqr9oJ1sWMeeBwqZdF5EeqRKbCXfX3cHVOXEgA_aem_LfH2cDy-ANv_hEnyRCN0Pg



近年、太いタイヤが良いって風潮もあるんだけど、ホントに?って思う。

タイヤサイズってさ、安易に変更するのは、良くないんだけどねぇ…。


https://www.cateye.com/data/resources/tire_guide_jp.pdf



キャットアイさんのタイヤサイズ表です。


ロードバイクって、結局どこまで行っても、リヤタイヤが何回転したか?なんです。パワーがどうしたとか?そんなもんどーでも良く。リヤタイヤがどれほど回ったか?が重要なんですよ。


で、タイヤの外周ってのがめちゃくちゃ重要なんです。


この事について書いている所は、先ずないんだよね。

私の場合、超理論派なので、理論的に解説します。


この表から見ると。

25mmだと、2105mm。

これを40mmにしたら、2200mm。


約10cm違います。


たかが10cmではなく、10cmもなんです。


例えば、3倍のギヤ比で走った時。

ケイデンス80で計算すると。


25mmタイヤだと、30.312km/h


40mmタイヤだと、31.680km/h です。


同じケイデンスの場合、40mmにしたら、1km/hプラスです。


速度計算式から見ると、これ、すなわちギヤ比が上がったと言い換えられます。


25mmから見た場合。31.680km/hを得るのに必要なギヤ比は3.13539です。


フロント50Tで3倍のギヤ比は、リヤでは、16.6667Tです。


では、同じ50Tで、3.13539のギヤ比だと、15.947Tになります。



差を見ると、1T重くなるってのがわかります。


これ、3倍くらいのギヤ比なら、まだ良いんですが…。


例えば登坂。インナーローにバンバン入る方なんかは、もう死活問題です。


34×34T の場合。ケイデンス70とすると。


25mmだと、8.841km/h

40mmだと、9.240km/h


25mmで必要ギヤ比は、1.04513です。


フロント34Tの場合、リヤは、32.5318Tです。

1.5Tほど重くなりますね。


34×34Tギリギリ登坂の場合だと、もう登れないって事になります。


この場合、フロントを32Tにして、32×34の0.94くらいまでギヤ比を落とす必要があります。




色々と計算すると、タイヤをワンサイズ上にすると、+0.2から0.3Tくらい重くなります。


TTをやっているとわかるのですが、60×13Tだと、重くて、14Tだと軽いって事あるんですよ。ホント13.5Tがあったらなって思う。


そう言う時は、リヤタイヤで調整しますね。


25mmから見て、21mmにするとか、逆に23mmから見て28mmにするとか。

0.2から0.5Tの出し入れをしたり出来るので、そこを考えてタイヤサイズを決めてます。


例えば、登坂で後少し軽ければって思うなら、タイヤサイズを落とすのも手です。


34×32T、ケイデンス70で、28mmから23mmにしただけで、約0.7Tは下げられますから、34×32.7Tにした事になります。


この差は大きいですね。


何も太いタイヤにすることばかりが正義では無いです。


安易にタイヤサイズを変更するのは、愚策です。