パワーメーター。


パワーメーターって、疲労度は測れないんですよ。


例えば、筋トレのバーベルを思い浮かべてください。ギリギリ1回しか持ち上げられない重さを上げた時、疲労しますよね。1回でもです。


こんな時、パワーメーターって反応しにくいんですよ。


10%登坂路の時、アウタートップにして、ゼロスタートしてみたらわかるかと思います。

自分の感覚では、1000Wも出ただろうって思えるんですよ。だがパワーメーター見ても、ガッカリした数値しか出力しません。


歪みを測っている為の弊害です。


ゆっくりしたスピードだと、歪まないんです。


私はインパクトスピードと言っているんですが、より歪ませるには、インパクトスピードが必要です。


これは、重いチカラでもインパクトスピードが無ければ、強く歪まないって事です。


これの逆で、軽いチカラでも、インパクトスピードが有れば、強く歪みます。


私はこの事を利用して、Zwiftでパワーを出してます。


もう一つ。これは効率に掛かって来るんですが、

空回りする物体に、いくら強くインパクトスピードがあるチカラを掛けても歪まないって事です。


ロードのクランクで説明しましょう。

あ。因みにパワークランクは違いますよww(使った事あるんかいw はい、ありますね)


クランクに抵抗のない状態でいくら回してもパワーは出力しません。


しかし、ローラー台に載せて負荷掛ければ、パワーは出力しますね。負荷が有る状態、クランクの反対側が止まっている状態だとより歪むって事です。


当たり前なんですが、理解し利用しているのは、私くらいです。


実は、私、意図的にこの状態を作っているんですよ。Zwiftでは。


この2つでかなりゲタを履かせてますねww

そして、この事は効率に掛かって来ます。


細分化して考えます。


右脚の気持ちになって考えて見ましょう。


右脚が最もパワーを出すのは、ペダルを踏み込む時ですね。

で、この時、左脚がただペダルに乗っているだけならどうでしょう?


右脚は路面抵抗の重さ+左脚の重さも踏み込む事になります。


次に、右脚が踏み込んだ時に、左脚が引き上げたら?どうでしょう?


右脚にとって今度は、路面抵抗の重さだけを踏む、いやむしろ多少路面抵抗の重さが軽減されて踏む事になります。


これ、右脚からしたら、どちらが良いか?明らかですよね。もちろん後者です。


この時、パワーは?と言うと、後者の方がパワーメーターの表示は少なくなります。

これは、ペダルが空転時に近づくからです。


パワーは低ければ低いほど良いと言っているのだから、当然、最高は空転時です。そして、ペダリングもその空転時のパワーに近いほど良いってなります。(理論の裏付けです)


ここで問題なのが、同期です。パイオニアのペダリングモニターが使えないのはこの考えにならないからと言えます。


右脚が最大パワーで踏み込んだ時には、左脚は引き上げてなければいけないんです。


右脚が踏んでいるのにも関わらず、左脚が引き上げが遅れてまだ始まってなければ、それは引き上げて無いと言えます。


右脚が踏み込んだと同時に、左脚は引き上げる。が理想です。 遅れない、同期しているって事が重要です。 


この際、理想的なペダリングになると、空転に近くなるので、パワーは下がりますね。当然ながら。

逆に、理想的でないなら、左脚分の重さも踏むので、パワーは増えます。


この辺がプロとの差です。同じパワーでも違う結果になるのはこの為です。踏み込み脚の妨げになっているか?どうか?アシストしているの?どうか?です。


そしてペダリングモニターは、この同期同調とアシスト度合いを見たいんです。


同期同調等をスコア化し、1回転毎サイコンで評価したら、面白かったんですがね…。


これってパワーが低いほど良いって考えにならないと実現しません。(後は、後日書くサイコンの闇も実現の妨げになってます)


この事を私はZwiftで利用してますね。

引き上げのムラさえ出せれば良いんですよ。なので、ローラー台専用機はサドル周りのセッティングをわざわざ変えてます。


そう、私は、外用のセッティングとローラー用セッティングは違います。

当然、外で乗るとパワーは低い。ローラーで乗るとパワーは高い。ってなりますね。当たり前だけど。


もう一つは、前段のインパクトスピードです。私は外だと、70〜80ケイデンス辺りで乗ってますね。案外ローケイデンスです。

ただ、Zwiftだと、90〜100ケイデンス辺りを踏んでます。これは、インパクトスピードを稼ぎたいからですよ。わざわざ軽めのギヤ比にして回してますね。実走では、Zwiftと同じ感覚にしてもスピード出ないですw


ま、この辺りはストラバとか見たら、平均ケイデンスで何しているのか?わかるかと思います。(このくらい解析して欲しいですよ!皆さん)


単に外とローラーでパワー差があるから、チートって訳じゃないんだよ。仕組みを理解して、理論的に乗り分けたら、それは出来ます。(とは言え、身体をアジャストさせるのに時間はかかりますけどねw)


20Wくらい平気でパワー差出ますね〜。いやもっとか? 


私の場合、ローラーは心拍系のトレーニングと割り切ってますし、そもそもローラー嫌いで通勤100kmとかしてましたからね。レースとかじゃないと集中力続かないw ただやると負けたら悔しいので、なら、理論的に勝ってやろうって感じw


Zwiftで理論的に勝つのは、私くらいですがね。