Zwiftの理論。
かなり昔から、『パワーは低ければ低いほど良い』と言ってますが、Zwiftをやっていても考えは変わってません。
さて、ここを頭の片隅に置いておいて、Zwiftの理論。
Zwift内では、このような計算式で成り立ってます。
『特定のパワー=特定のスピード』です。
これに、体重や身長、路面変化等の変数を入れて、それっぽく動かしてます。
Zwiftって一見正しいそうに見えて、頭おかしいんじゃないか?と言う理論的に間違った法則で動いてます。(地球では無いどこか別空間の法則で動いてます。)
Zwiftって、実走と同じにはなりません。
距離感も違うし、プロ選手達が簡単に負けたりもします。Zwiftでは強いのに、実走では…見たいな事は良くある話しです。
Zwiftをシュミレーターとして考えるなら、ゴミでしょう。現実に近ければ近いほど良いシュミレーターと言え、それに程遠いZwiftは何か?が間違っていると言えます。
何が間違っているか?ですが、根本的な計算式が間違っていると言うのは、すぐわかりますね。
根幹のスタートが間違っているので、どう頑張っても間違った答えにしかなりません。
物理法則では、
『スピード=距離/時間』 です。決して『特定のパワー=特定のスピード』では有りません。
そうです。『スピード』とは、特定のパワーである必要がないんです。 km/hで表せれる、1時間あたりどれだけ進んだか? がスピードであり、特定のパワーを指すものでは有りません。
例えば富士ヒルですね。 1時間で走りたければ、24kmのコースなので、24km/hでずーっと走って居れば良いんです。
アベレージ24km/hで走れたら1時間です。
23km/hではダメだし、23.9km/hでもダメなんです。(当たり前だけどね)唯一絶対の指数です。
スピードを指値にすると、見えてくる事があります。
パワーは高ければ高いほど良いと思っている人々が足りないのは主語なんです。
そう、スピードと言う主語かないんですよ。
何故、私がパワーは低くければ低いほど良いと言うか?それはスピードと言う主語を付けるとわかります。
特定のスピードに対して、パワーは低ければ低いほど良い。
です。
先の例で例えでみましょう。
『富士ヒル、アベレージ24km/h、300Wで走りました。タイムは1時間でした。』
この文章は間違って無いですね。さてこの文章中の数値で唯一変化させても文章が成り立つ所があるんです。それはパワーです。
例えば301Wでも成り立つし、299Wでも成り立ちます。 もっと近似値の299.999999Wでも成り立ちますが、その他は少しの変化でも成り立ちません。
ここでわかる事は、パワーもどーでも良いって事です。
24km/hに必要なパワーは?と言われると、困るでしょう! まぁ答えられる人は居ません。
ある人は300W 必要と言ったとします。ここで出てくるのが、『パワーは低ければ低いほど良い』です。
それは、24km/hを維持出来る最小のパワーか?です。
299Wではダメなの? 298Wでは?と最小パワーを求め出すと、ダメでは無い事がわかります。
富士ヒル1時間なら、24km/hアベレージは絶対です。23.99km/hではダメなんですよ。ただパワーは301Wで無くても良くて、299.9999999Wでも良いんです。
逆に言えば、24km/h出すのに、301Wでは無駄が多いって事です。 ただパワーが高いだけでは、効率が良いのか?悪いのか?はわかりません。唯一スピードを指値にした場合のみわかります。
そして、一度でもスピードに対してパワーが下がるなら、どこまで下がるのか?
ってなります。
パワートレーニングのダメな所は、ここです。スピードの概念がない所、と言うか、スピードから始まって無い所です。
スピードを指値にして、そのパワーは妥当か?どうか?を考えなければいけません。
そして、妥当性を考えると、常にパワーは低くなければいけません。
299Wでも良いなら、それはスピードに対して最低か?を常に模索しなければいけない。285Wなら?280Wなら?模索して初めて効率とか言えるし、エアロや軽量化も言えるんです。
話しは戻りZwiftです。
Zwiftの中では、常にパワーは高い方が速度は高いんです。パワーが高いほど良いと考えると合ってそうなんですが、そうでは有りません。
『スピード=距離/時間』の計算式でわかるように、パワーは幾つもでも良いんです。
言い換えれば、同じパワーでもスピードは違うと言う事です。 逆説的に言うと同じスピードでも同じパワーである必要はないって事です。
プロ選手がZwiftで遅いのも、そこです。
同じパワーだか、スピードは違うんです。
Zwift内では、『特定のパワー=特定のスピード』なので、300Wは全て同じスピードになります。 ところが、実際にはなりません。
そしてZwift での『特定のパワー=特定のスピード』は決して、そのスピードに対して、最小のパワーを求めた結果でも無いです。
効率よくパワーをスピードに換算出来る人も、無駄にパワーを垂れ流している人も等しく同じなんですよ。
効率良いプロは、実走とかけ離れるし、そうで無い、無駄が多く実走では低レベルの人は、速すぎるって事になります。
もちろん効率とか全く無視してますから、シュミレーターとしてダメなんですよ。
スタート地点からして間違っているので、いつまで経っても可笑しさは解消されません。
私の場合、スピードに対する妥当性を考えてます。そのスピード(指値)に対して、そのパワーは妥当なのか?もっと低いパワーでそのスピードにならないのか?を常に考えてます。
そうなんですよ!パワーメーターはその妥当性を見る為に存在してます。決してFTPがあがって喜ぶものでは有りません。 むしろ指値スピードに対して、FTPは常に低くあるべきで、パワーの妥当性を考えるとそうにしかなり得ません。(FTPがあがって喜ぶのは、バカ丸出しです。)
要するに、パワーメーターはどれだけ低いパワーで走れるか?を測定するものであり、どれほど高いパワーを維持出来るか?を見る為のものでは有りません。
ここがZwiftの大きな間違いであり、シュミレーターとしてゴミな存在である証明なんです。
パワーは指値スピードに対して、常に低くしたいと思わなければいけません。要するに、
『パワーは低ければ低いほど良い』
んです。
ま、これが間違っていると言うなら、『スピード=距離/時間』この式も間違っているとなりますので、どうぞ、学会にでも論文書いて出してみたら良いでしょう。 何故ならパワーは幾つでも良いと式では言ってますから…。
お前ならどう言うシュミレーターを作る?と言われたら、答えはありますよ!Zwiftより正確なモノは作れますね〜。
その辺りは次回。