実戦的スプリントの練習。

インターバルを含め、スプリントの練習をたまにする。

ところで、スプリントの練習をちゃんとやっている人は少ない。自称スプリンターと呼ばれる方でも…。

スプリントの練習ってやるタイミングがある。

良く見かけるのが、練習の途中でやっている方。
コレって何の意味があるの?と思います。

ゴール手前200kmでサガンがスプリントを仕掛けるように、プロツアーなら200km走って来てゴール手前の疲労度時に仕掛けられなければ、全く無駄。

途中でやっても意味は無い。やるなら最終盤。練習終わってから、帰りとか、もうすぐ解散場所の近くとか、ラストの山場を超えた後とかだろう。

私は、チーム練習終わりボロボロになって一人帰る、帰路で良くやっていた。それが最後の山場、苦しい時に振り落とされない脚になったと思う。
ある意味、チーム練習は最後のスプリント練をする為に走っていたような感じです。距離を乗り疲れる為に走っていたと言えます。

日常がレースレベルにする事が一番良い。普段からレースレベル。練習もレース想定でやるべき。
ならば、スプリント練は最後の最後が当たり前。サラ脚でやっても意味は無いし、そんなスプリントなんてない。

辛く疲れてからが勝負なのだ、ならば、その状況を作るべき。

そう、スプリンターなら、チーム練習は疲労度を上げる為にあり、終わり間際が自分の練習となります。

インターバルもそんな感じで、後半の帰り道に良くやっていた。それもこれも、レース残20分を意識した練習だ。そこで動けないのなら、生き残れないからね。

自称スプリンターを名乗るのなら、最終盤は死ぬ気でかけるのが当たり前だと思います。

例えば、東京方面の練習だと、行きも帰りも大垂水峠を通ったりする。大抵の場合は、帰りの大垂水峠を登りきって終わりなんですよ。クライマーならそれもアリなんですが、スプリンターや平地系の選手はそこで辞めてどうするの?と思う。
下りきってから、その先の平坦を仕掛けて行くべきだろうといつも思う。

私の場合、慣れない前半、ギリギリまで追い込む。前半得意な選手のペースに合わせ、早々に撃沈するようにしていた。わざわざ仕掛け、先に撃沈される感じだw
中間盤の最重要登坂に向けてなんぞ考え無い。登れない癖に前半は疲労を無視して上げる。
そんな事すると、クライマー達の最重要なヤマでは、遅れるw当たり前だが、恐ろしく遅れるw
良く言われたが、前半そんなに飛ばさなければいいのに!と…。いやいや、私はこのヤマを全く重要視してないですよw負けてもいい。どうせヒルクライムなんぞには出ませんから。
大抵どの練習会でも、最重要なヤマを越えたら、休憩折り返しなんですよね。
後半戦、帰路になると、まぁ、大抵の方は大人しくなりますね♪
 一人逃げは必ず打つようにしていたし、上げる作業を必ずしたが、それに反応出来る方は少なかった。ほとんどやりたい放題でした。
私のレースステージは5時間とか、160km越えるレースだ。だからこそそれなりな疲労度の蓄積も要求され、その疲労度からの仕掛けも要求される。
そのようなレースをメインターゲットにしているのだから、帰路の方が重要視して当たり前だ、

同じコースを走っていても、同じ練習内容で良いハズは無い。日本的クライマーなら、中間地点の最重要登坂で使い果たしてもいいだろう。ただ平坦系レースを主眼に置くなら、その後。帰路の平坦部でどう踏むか?どう踏めるか?だろう。スプリンターなら尚の事、最終盤での動き、仕掛けが重要だ。

学校の体育の時間や部活の延長になってはいけない。みんなで同じステージで競い、そこで勝ち負けを決める。帰りは仲良く帰ろう!見たいに協調してはいけない。
脚質を無視した練習に意味はない。
脚質が違えば、同じステージになるハズは無く、同じステージにならないのなら、違う練習になるのが道理だろう。

さて、私の走りだが、前半はギリギリまで追い込む、中間のヤマはダラダラ、後半帰路は一人逃げなどで追い込む。これって、ほとんどの耐久系レースの展開と同じなんですよね♪
スタートして暫くは上がる、その後まったり、ラスト20分くらいから騒がしくなる。そしてラスト周回千切り合い。見たいな〜。

大抵の方は、登れない癖に前半上げて…見たいな感じでしたし、そんなに後半頑張れるなら、勝負所の登坂でなんで頑張らないのと、私は自分のレースを再現して居るだけで、途中の登坂などどうでもいいと思ってました。


狙うレースで練習なんて変えるし、人それぞれで変える。それが一番だと思います。