赤城ヒルクライム。残念ながら中止。
秘密兵器は秘密のまま終わったw
気になる秘密兵器だが、実は富士ヒルの後、フロントインナーを36T→38Tに変更させた。
ただこれだけでは秘密兵器とはいえない。実は、直前に38T→36Tに戻させた。
これが秘密兵器。
自転車って、結局は、人よりデカイギヤ掛けて、人より速いクランク回転数で、人より長時間回せることしか無く。パワーか何Wとかなんぞ関係ないんですよ。
ここでデカイギヤってのが、38Tだ。単純に富士ヒルゴールドを狙うなら38×18Tってギヤ比に入ることが必要だったからだ。
ところがそう簡単ではなく、フロントって変えてすんなり受け入れられるか?と言われたらそうでもない。年間を掛けて慣らしていく感じなんですよ。38Tに変えて早々上手く行くとは思ってません。
で、赤城は36Tに戻させた。しかも直前にw
試走も練習も36Tは封印。決して36Tで踏むなと指示。
フロント2Tも一気に軽くなりゃ楽だと思うのは浅い。
実はこの効果、21Tと19Tの時に現れる。この間が欲しいと思っても、実際は21Tを選択してしまうだろう。ところが直前にフロントが2T減った事により、感覚的には、19Tが20T付近に感じられるはずだ。
36×21だと、1.71
38×21だと、1.81
36×19だと、1.89
38×19だと、2
36×18だと、2
38×18だと、2.11
36×17だと、2.12
と19Tと21Tの使い方次第でかなり面白い。
事前に38×21ってところまで入ると聞いていたので、ならば36×19にさせた方が速い。
また、なるべく一枚重いギヤを選択させたいので、直前に36Tにダウンさせ、フロントが軽くなったのだから、一枚多く掛けろよと指示する。そう身体的に守りに入らせず、直感的に攻めさせようと思った。
試走とかしてしまうと、36T側に身体が慣れてしまう。それは避けたかった。
全く試走しなければ、フロントが軽くなったのだから、リヤは一枚重めと言ってもすんなり受け入れるだろう。狙いはそこだ!
それまで21Tだったところを19Tで、これが狙いだ。
変更前は、21.19.18がメインだったところを、19.18.17を使う。そして19が武器になる。
ヒルクライムでは、戦略的に機材を使う。軽いパーツってのは、バカでも出来る。全く戦略性に欠ける。また、軽い事がタイムに直結はしないんですよ。体重も然り。
とはいえ秘密のままに終わった。また、38Tに戻させよう。