「おけぴ」に、30数年前のアメリカ勤務の頃、毎日車の中でかけていたグロリア・エステファンの半生を描いた“オン・ユア・フィート!”の割引チケットが出ていたので2018年のラストに

内容に大いに興味があったので、キャストも見ずに行ったのだが、これがなかなか豪華

 

3年前の幕開けだが世界的ロングランとなっている、世界の歌姫グロリア・エステファンの、栄光と挫折の波乱万丈の半生を情熱と躍動のラテンミュージック&ダンスに乗せて描くミュージカル

https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=vVlbD_iG5IQ

 

「歌の大好きなグロリアはキューバ移民の両親のもと、マイアミという開放的な場所で暮らしていたが、戦争によって身体が不自由な父親や妹の世話に追われ、歌の才能を発揮できずにいた。ところがある日、祖母の計らいで、地元で名の知れたバンドのプロデューサー、エミリオ・エステファンの前で歌を披露することに。それは輝かしいスターへの階段を駆け上るとともに、栄光と挫折の日々の始まりでもあった――。」

在米時代に起った事故による挫折と復活も描かれていた

 

全編馴染みのラテン・ミュージックと魅力的なダンスが満載で、今年のミュージカルの中で圧倒的に豊富な歌と踊りだった

 

元・宝塚歌劇団宙組トップスターで、退団後2作目で初の単独主演となる朝夏まなとの歌唱力、ダンスも申し分なく、久野綾希子、一路真輝らベテランやアンサンブルもそれぞれの持ち味を出してしっかりサポートしていた

 

まあ、もともとの曲が曲だから観客もノリノリで、ペンライトを振ったり、最後の方は自然に総立ちになって歌い踊り出すライブ状態

 

大いに満足して一年の観劇を締めくくった

 

 

まあ、要らないんだけど、お土産付きの席しかなかったので・・・

 

 

 
 
名曲が生まれたその瞬間のきらめきを、往復書簡の朗読劇とピアノの生演奏で送る「ピアノと物語」二話を座・高円寺1で観た
 
作:斎藤憐
演出:佐藤信
照明:齋藤茂男
音響:島猛
舞台監督:北村雅則
 
まずはガーシュインの生涯を描いた音楽劇「ラプソディ・イン・ブルー」
 
土居裕子
福井晶一
佐藤允彦(ピアノ)
 
公私にわたるパートナーとして才能を触発し合った女性作曲家ケイ・スウィフトと、20世紀を代表するヴァイオリニストのひとりヤッシャ・ハイフェッツのふたりが読み交わす往復書簡のリーディングと、ガーシュインとその同時代の曲の佐藤允彦のピアノの生演奏で描き出す
 
往復書簡が実にうまくガーシュインという人物を浮かび上がらせていた
土居は最後の歌はさすがだったが、朗読劇要のセリフのカミが多かったのは残念
福井のバリトン・ボイスは魅力的だった
若い頃良く聴いた佐藤允彦のピアノを堪能
 
出掛けに、佐藤さんのリーダーアルバムではないが参加していた、ハチャメチャな人生を送った富樫雅彦の歴史的名盤“スピリチュアル・ネイチャー”のLPを見つけ、楽屋に伺って昔話に花を咲かせながら44年越しのサインをもらった
「ずっとスコア見てるんで違和感ありました」「さすがにガーシュインはねぇ」「5月に山下洋輔さんが新日本フィルとガーシュインのコンチェルトやった時は、カデンツァで行ったっきり帰ってきませんでしたよ」「彼らしいなぁ(笑)」
 
 
 
 
 
「ピアノと物語」の第2弾はショパンとジョルジュ・サンド二人の波乱に満ちた情熱の日々を描いた「ジョルジュ」
 
竹下景子
千葉哲也
関本昌平(ピアノ)
 
「アメリカン・ラプソディ」と同じく往復書簡の朗読とピアノ演奏によるものだが、こちらは当事者のジョルジュ・サンドと弁護士のミッシェルのやり取りの中で、ショパンとの波乱に満ちた情熱の日々を描きだした
 
「アメリカン・ラプソディ」より「朗読付きリサイタル」の感が強かったが、
4列目で、ピアニストの真横で座面がやや高いという、音楽ホールではありえない位置から運指やペダリングがつぶさに見えて、主として音楽を楽しんだ
 
竹下景子も台詞のカミが目立った
 
第15回ショパン国際ピアノコンクールで4位入賞の関本昌平のピアノは、ショパン弾きらしく繊細で美しかった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
語り手 奈須弘子
ジョバンニ 山﨑智子
カンパネルラ 冨山小枝
車掌 浅井純彦
ザネリ 永濱渉
灯台守 川邊史也(劇団銅鑼)
赤ひげ 竹口範顕
尼僧/母 上條珠理
青年 篠原祐哉
男の子 藤廣果歩(イッツフォーリーズ)
女の子 重田めぐみ(イッツフォーリーズ)
サソリ 洪美玉
信号手 大橋隆一朗
影たち 雨宮大夢
 
スライド 三木元太
 
東京演劇アンサンブルが40年間拠点劇場としてきた「ブレヒトの芝居小屋」も来年3月で閉じることになり、1982年から毎年行われてきた「銀河鉄道の夜」クリスマス公演もこれが最後になった
あまりにも有名な小説で、自分も好きで時々読むが、もともと宮沢賢治の世界は舞台化が不可能とされていた
それを他作品の上演が評価され、同劇団が初めて上演権を得たものであり、もはや古典となっている
どうしようか考えていたら、重田めぐみちゃんが出演するというので出かけることにした
この題材は10月にことのはboxの「想稿 銀河鉄道の夜」を観たが、その若々しい舞台とはまったく異なった世界と言っても良かった
 
「ケンタウルス祭の夜、ジョバンニは不思議な旅をする
宮沢賢治の幻想四次元の空間へ、ジョバンニとともにぼくらは旅立つ
銀河の夜の空をはしる軽便鉄道の彼方に、人間の愛の愛が、歴史の歴史が、
そして生命の生命が燃えているかもしれない
現実世界は銀河の夜の彼方に広がる世界の世界の影らしいのだが・・・・・・」
 
長年の積み重ねがあるだけに、幻セットも、照明も、音響も、すべてに想的な舞台が作り上げられていた
 
小高い丘のようなメイン・ステージが同じセットのまますべてのシーンに使われ、ライティング等により切り替えられる
どぢてそのまま客席側に伸びるスロープの道と、その先のサブステージが実にうまく使われており、通路脇の一番後ろに座ったおかげで、全体を良く観ることができた
 
ジョバンニ、カムパネルラ、語り手以外はすべて仮面で、その語り手が先生のセリフも代行し、舞台回しを務めるという独特の演出
歌と踊りもふんだんに取り入れられており、ジョバンニがスロープを上がってくるシーンや鳥を捕る人の演技や、サブステージでの踊りなどが印象的だった
第1幕の最後には客席での観客のキャンドルサービスも
舞台から見るととても綺麗だったそうだ
 
今年の演劇の素敵なフィナーレだった
 
 

 

ストーブで暖をとるロビーもあと3ヶ月

代表の志賀澤子さん自らコーヒーを入れていた

 

観客のキャンドル

 

めぐちゃんへのクリスマスプレゼントとめぐちゃんからのプレゼント