オペラシティリサイタルホールにて今年最後(ジルヴェスター除く)のコンサートを聴く
若い頃から聴いてきた高橋悠治の作品演奏会「歌垣」

杉山洋一のプロデュースで、作曲年代も編成も大きく異なる6曲が演奏された

 

・Chromamorphe I クロマモルフI (1964)*
 フルート、ホルン、トランペット、トロンボーン、ヴィブラフォン、ヴァイオリン、コントラバス

・Operation Euler オペレーション・オイラー(1968)オーボエデュオ
・Faint Lights あえかな光(新作・2018世界初演)**
 フルート、クラリネット、ヴィブラフォン、トランペット、トロンボーン、コントラバス、4ヴァイオリン、4チェロ

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・Six Stoicheia 6つの要素 (1964)4ヴァイオリン*
・Sa さ (1999) ホルンソロ

・Kagahi ピアノと30楽器のための「歌垣」(1971)*

作曲:高橋悠治
指揮:杉山洋一*、高橋悠治**

演奏(楽器別五十音順):黒田亜樹(Pf)、上野由恵(Fl)、荒木奏美(Ob)、鷹栖美恵子(Ob)、田中香織(E♭.Cl)、原浩介(Cb.Cl.)、笹崎雅通(C.fg)、山田知史(C.fg)、守岡未央(Piccolo Trp)、上田じん(Tp)、宮本弦(Tp)、根本めぐみ(Hrn)、福川伸陽(Hrn)、橋本晋哉(Tb)、廣瀬大悟(Tb)、村田厚生(Tb)、會田瑞樹(Perc)、神田佳子(Perc)、窪田健志(Perc)、伊藤亜美(Vn)、印田千裕(Vn)、城代さや香(Vn)、周防亮介(Vn)、徳永慶子(Vn)、松岡麻衣子(Vn)、内山剛博(Vc)、蟹江慶行(Vc)、中木健二(Vc)、長谷川彰子(Vc)、細井唯(Vc)、山澤慧(Vc)、佐藤洋嗣(Cb)

という豪華メンバー

 

“オペレーション・オイラー”は向かい合った2本のオーボエによる、特殊奏法盛り沢山のまるでフルートのような高音まで出す演奏

初演の“あえかな光”は初期の作品初演に比べマイルドな印象を受けた

高橋自身が指揮
 

4つのヴァイオリンによる“6つの要素”ではそれぞれがスピッカート、スタッカートや特殊奏法をバラバラに演奏し、見ていても楽しかった
ソロホルンの“ざ”では、開場や置かれたピアノの反響板のエコーを使ったり、マウスピースに声を吹き込んだり、様々な特殊奏法を用いて、先日の池辺作品に続き福川伸陽が超絶技巧を披露した

最後は当夜のタイトルにもなっている大編成の曲の熱演だった


しかし今年は現代音楽を沢山聴いたなぁ

 


 

 

 

新日本フィルのフルーティスト荒川洋の、2時間半に渡る三部構成の自作自演コンサート

初めて行った、100席ほどの居心地の良いホールは満席

フルーティストとしてだけでなく、コンポーザー、アレンジャーとしての才能を遺憾なく発揮した

 

荒川洋(フルート)

佐藤勝重(ピアノ)

植木昭雄(チェロ)
ビルマン聡平(ヴァイオリン)

吉鶴洋一(ヴィオラ)

Marcos Perez Miranda(クラリネット)

山田徹(パーカッション)
山本のり子(ヴァイオリン)

藤井将矢(コントラバス)

 

第1部はプレリュード

フルートの名曲中の名曲フォーレの“シチリアーノ”と荒川編曲の当夜最大編成の室内楽バージョンの“セヴィリアの理髪師”で幕開け

 

第2部は自作のソロ・リサイタル

佐藤勝重のピアノ伴奏で

“5つの小品”、中でもその第2曲“日本のおとぎ話”が気に入った

また“ニース港”はニースの光景が浮かぶようで、“バラード”はやや玄人好みかなという曲で、いずれも良かった

ビルマン聡平も加わった“フルートとヴァイオリン(原曲:2本のフルート)とピアノのための三重奏曲”は若きフルート奏者に未来を託するにふさわしい曲だった

 

第3部は自作の室内楽コンサート

松戸市の戸定歴史観で山田が集った奇異な編成で」行われた演奏会のためにかかれた“1867”スペシャルバージョンはいかにも今夜の編成に合っているように思える曲

“潮風の通る道”と“あの絵の向こうに”が気に入った


全体的に美しく聴きやすい曲が多かった


今日慌てて作曲したというアンコール“宿六”

https://www.youtube.com/watch?v=oitZLfNWSMg&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0xfmgTvu86JweQ05I2eVl-ISTuhl5ysN8P3GnbqYhN_Zz6swC6e3nPhVA

彼がフランスから帰国して最初の弟子だったという三浦洋介さんが三代目当主の浅草観音裏のおにぎり屋「宿六」が「ミシュランガイド」に掲載されたのを祝って作り、三浦さんを指揮者の位置に立たせて演奏

最後のクラリネットのマルコス・ミランダの「おにぎり食べたいよー!」の歌(?)には大爆笑

https://news.yahoo.co.jp/byline/ymjrky/20181128-00105661/

https://www.lifehacker.jp/2017/10/171010_lunch-onigiri-yadoroku.html

 

おしまいにまさか彼が作曲した小学校の校歌を歌わされるとは思わなかった(笑)

 

 

 

 

 

 

 

彩葉ちゃんがリーダーライブの“AYAHA&HITOMI Duo+3”を演るというので、馴染みの高円寺ムーンストンプにトラッドジャズを聴きに

 

雨宮彩葉(ピアノ)

二井田ひとみ(トランペット)

渡邊恭一(クラリネット、サキソフォーン)

加治雄太(エレクトリック・ギター)

寺尾陽介(ベース)

Lee Floyd(バンジョー)


トラディショナル、ディキシーのスタンダードナンバーに素敵なオリジナル曲もたっぷり満喫

ヨドバシカメラのコマーシャルの原曲に皆爆笑

 

なんとスペシャルゲストはバンジョー殿堂入りのレジェンド、リー・フロイド

さすがの超絶技巧を堪能

 

二井田ひとみ夫妻の高度なテクを披露した演奏とも相まって素晴らしいクオリティの演奏だった

 

ニューオーリンズにでもいるような、実に楽しい夜だった