また性懲りもなくこりっちのチケプレで当たったので、浅草六区ゆめまち劇場まで出張った
 
入場の際、周りで「推しメンが・・・」「今朝長野から来た」だのという会話を聞き、正直「ひょっとしてこれは大変なものに来てしまったかな」と思ったのだが、存外楽しめた
 
初めての劇場だったが、ファッションショー式ステージ+卓袱台
両側に約100席か
下手の上の段ステージ寄りに陣取ると前のテーブルにコーヒーを置く
なかなか居心地がいい
 
始まると「B級宝塚かな」
しかし観客の半分近い数のキャストによるダンス・シーン、アクション・シーンはなかなかのもの
これは最近観たことがなかったエンターテイメント・ショーなのだなとだんだん身を乗り出した
 
プロットは一応今年度々観た「家族」がテーマでそこそこに仕上がっていたが、「聖戦などない」という主張が気に入った
 
殺陣などは派手で見ごたえがあり、ダンスも十分楽しめた
 
また後からどういう人物かを知ったのだが、颯爽とした演技が気に入ったので、タダで楽しませてもらったお礼もかねて、ここはミーハーだなと苦笑しつつ、妻優子兼カルビナ役の主演女優水野奈月と何年ぶりかのチェキを撮ってもらい少し話したが、素直で丁寧な対応で好感が持てた
 
浅草寺に詣って夜のコンサートのためすみだトリフォニーまで歩く
 
 
 
 
相変わらず美しい芝居だ
まあ、代表が「美しい時代劇」を目指しているのだから当然だが
やや自己陶酔か
 
セットも整然としている
音響は、楽だけでなく火事や潮騒や馬の嘶きなどが素晴らしい
舞台袖から沸き起こる歓声、雄叫び等も自然な場作りだった
 
ただ、綺麗を追求するが故にリアリティに欠ける場面も多い
牛若丸が床下から這い出しても全く汚れがないことなど象徴的だ
 
この間一緒に観劇した陸奥君、藤原成親を演じたが良かった
印象に残ったのは平清盛、平経盛、藤原高衡あたりか
タイトル・ロール的存在の平知盛や難しい立場の平頼盛も良かった
 「草乱」で感じた黒崎君の少年時代と青年になってからのギャップは今回感じなかった
いつものことながらキャストは総じて「時代がかった」ではなく自然な演技だったと言えよう
 
プロットにはところどころ飛躍があった
作り手には当然のことであり、敢えて説明しないのだろうが、いったい観客はどこまで理解しているのだろうかと考えないと、自己満足に陥りかねないのではないか
義経が頼朝に疎まれた台詞は唐突だったし、那須与一が屋島の戦いで扇の的を射るシーンはともかく、熊谷直実の件を台詞の一言で済ますには最低限の平家物語の知識が必要だろう
 
とはいえ、平敦盛を舞台に全く登場させずに描ききったのは見事だった
 
「案内」を「あない」と言わせていたのだから「見るべきほどのことは見た」ではなく「見つ」にしてほしかった
 
 
池袋駅東口と南池袋公演のクリスマスツリー
 
 
 

沼尻竜典(指揮)

エディット・ハラー(ソプラノ)

 

ベルク/歌劇「ヴォツェック」から3つの断章

マーラー/交響曲第1番「巨人」

 
まずはゲストが多く馴染みの顔の姿が見えないんのにびっくり
コンマスもゲストの白井さん(確か何度も乗ってるな)
アシスタントは千葉さんだけど
なんとオットーもエリックも高山さんもいない(鈴木さんもかな)!
ホルンのトップは日高さん、新日にも良く乗るな(上岡さんのお気に入りなのかな、シモーネ・ヤングの時の濱地さんも良かったけど)
 
「ヴォツェック」は「ルル」組曲より聴きやすいかもしれない
始まって直ぐのマーラーの3番第1楽章の行進曲を想起させるようなル4管編成での演奏はさすがに迫力があった(このところ難波さんのピッコロ好調)
静かな導入部が美しかった
ワーグナーの歌い手であるエディット・ハラーの仕草はまさに「演じて」いた
ソプラノの高音は艷やかな声からいわば金属的ともいえる声まで声量もありさすがだったが、低音は今ひとつだったように思う
コンマスのソロも美しかった
 
「巨人」の出だしの弦はちょっとざらついたかな
オットーが現れいつも通り素晴らしい響きだった(惜しむらくは最初の一音がちょっと・・・)
バンダがなかなか良かった
杉原さんのオーボエ相変わらず良く歌うが、ベルアップ奏法でフォルティシモを吹く姿はまるで高らかにラッパを吹くがごとしだった
第3楽章冒頭のトラのコントラバスのソロが秀逸だった(高山さんの聴きたかったけど)
全体としては無理しない自然体の演奏という感じだった
 
終演後はいつものように楽団員達とおしゃべり
フィナーレでホルン全員(7人!)とバス・トロンボーンが立ち上がるのに初めて気付いたと言ったら、みんなに「スコアに書いてあるのに」と笑われた
そう言えばこの曲は意外と生では聴いてなくて、前回は何と30数年前の円光寺雅彦の東フィルデビュー・コンサートだったかもしれない
オットーに「『ヴォツェック』で探しちゃったよ」「うん、最初からああいう予定だったんだ」
年末の第九は聴かない主義なので、ちょっと早いけどみんなに「良いお年を」
 
帰りはまた家が近い真鍋さんと一緒
ティンパニストは元首席の森茂さんだったこと(コントラバスは誰だったか聞いたけど忘れた)を教えてもらったり、これから九州で木管五重奏をやることなど聞きながら帰路に就いた
 
 
コントラバスは顔がわからなかったので、活躍したオットーにサインをもらった