ライブの全編を通して言えることは、すべての楽器が爆音であるということ。
しかし、うるさいというものではない。
音のひとつひとつは分離していて、明確に聞こえてくる。
モニタースピーカーの音量を上げなくても、声が十分聞こえてくるのは不思議だ!
今、思い返すと当時からそうだったような気がする。
さて、1stステージはSEから始まりました。
シンセの音と車や雑踏の音が混ざり、ストリートを表現する。
そして、「カモン・エブリバーディ!ダイナマイト・ショー!爆風銃!」という私のコメントで "Good Time" がスタートした。
実はこのSEの雑踏は、当時ホッピーのマンション近くの環7通りで録音された。
で、シンセなどを多重録音し完成したのであるが、その雑踏を録音する時に、音のレベルが低いので、「マーシー、もっと道路のほうに出てマイクを向けて!」とホッピーからの指示。
でも「ホッピー、これ以上前に行ったら車に轢かれるよ!」と私の悲鳴をよそに、ホッピーはもっと前に出ろの指示!
ホント、無茶しますよ!(笑)
そんなこんなあって制作したSEを毎回使ってたんですね!
当時、オープニングSEを使うバンドなんて、プロだって珍しい時代ですから、爆風銃は先を行ってたんですね!(笑)
そして、SEにかぶる形でファンキー末吉のカウントが始まる。
ドーンという曲の頭の音は、まさに爆風銃の音。
あの時代のあの音が、28年の歳月を超えて奏でられたわけです。
当時は正面から聞いていた音が、背中から聞こえる。
まさか、こんな状況になるとは、あの時に想像もしてませんでしたね!(笑)
お客さんも、前回、前々回にも来てくれていた人もいるかと思いますが、5人が奏でると凄まじい爆風銃サウンドに度肝を抜かしたんじゃないでしょうか?
"SHOCK" "凍えぬうちに"と曲が進む中、あのビデオで演奏している6人のFUNKに対する熱をひしひしと背中に感じました。
"DANCE"では、ダンスといってるのではなく、ドンスと歌ってるんですね!
そのほうが、より迫力のあるダンスって言葉に聞こえるんです。
次回のライブから、一緒に歌うときは「ドンス!」と歌ってください。
この後は、イーストウエスト同窓会の趣を凝らした選曲です。
それは、また次回に!(笑)