3/12にホッピーのソロ・ライブを見てきました。
本人曰く「最近は、アバンギャルドや現代音楽が主流で、平均律の無い音色でやっているので、爆風銃の時も昔の音色の再現はしたくない。今を再現しなくちゃ楽しくないでしょ!」
そんなメールをいただいたんで、心配になって出向いたわけですが...
いやぁ、どうしてどうして、音楽でしたよ!
それもかなりカッコいい!(笑)
50分という時間があっという間に過ぎた。という感じでした。
やっぱ、ホッピーさんは天才だわ!
私はアバンギャルドや現代音楽は、正直好きではありません。
その天才たちの奏でる音楽が、あっち側の表現になっていると感じるからです。
決して、聞かず嫌いで言っているのではなく、ジャズならば「アルバート・アイラー」や「ジョン・コルトレーン」、クラシックならば「ストラビンスキー」や「クルト・ワイル」なんかも聞いています。
今回、ホッピーさんを位置づけるとしたら、「平成日本のエリック・サティ」でしょうか?(笑)
難解のようでエンターテイメントがある。まさに、サロンミュージックしていたのには驚かされました。
きっと、スペースが広くなれば、それに合わせたステレオ感とスケール感も変化するのでしょう。
いやぁ、むしろ爆風銃に乗っかれば、どんなサウンドになるか、ホントに楽しみです。
ほーじんが書簡で言ってる通り、ホッピーは実にまともで、トリッキーのようで実はコンテンポラリーなんだということが理解できました。
考えてみたら、28年前もシンセの音色は最先端だったわけで、あの時のホッピーはあれはあれでアバンギャルドだってことが理解できました。
帰り際に、ホッピーに「今日は凄く楽しかった。今日のライブで昔、ホッピーの家で、パブリック・イメージ・リミテッドのフラワーズ・オブ・ロマンスを聞かされたときの事を思い出したよ!」
そう言うと。「そう、音楽は楽しくなきゃいけないんだ。楽しければなんでもいいんだ!」
ホッピーは、こっち側の天才として進化してますわ!