小説の書き出し | 函館クイズ研究会

函館クイズ研究会

クイズ研究、問題集(データベース・備忘録)、クイズ番組観戦記(アタック25過去問・高校生クイズ過去問)を中心に書いてます

答えは【】内をマウスでドラッグしてください


Q. 夏目漱石の作品の中でタイトルと書き出しが同じものは、『吾輩は猫である』と何?
A. 【『硝子戸の中』


Q. 「山路を登りながら、こう考えた。智(ち)に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。」という書き出しで始まる、夏目漱石の小説のタイトルは何?
A. 【『草枕』


Q. 「うとうととして目がさめると女はいつのまにか、隣のじいさんと話を始めている。」という書き出しで始まる、夏目漱石の前期三部作のひとつといったら何?
A. 【『三四郎』


Q. 「宗助は先刻(さっき)から縁側へ坐蒲団を持ち出して」という書き出しで始まる、不義の結婚による夫婦のわびしい生活を通し、人生の深淵を描いた夏目漱石の小説のタイトルは何?
A. 【『門』


Q. 「私はその人を常に先生と呼んでいた。」という書き出しで始まる、エゴイズムに悩みつつ明治の精神に殉じて自殺する「先生」の心を通し、生きることの孤独感を描いた夏目漱石の小説のタイトルは何?
A. 【『こゝろ』


Q. 「こんな夢を見た。」という有名な書き出しで始まる、10の不思議な夢の世界を綴った夏目漱石の小説のタイトルは何?
A. 【『夢十夜』


Q. 第一の手記冒頭の「恥の多い生涯を送ってきました。」という書き出しが有名な、人間の生活の営みに適応できずに破滅していく主人公・大庭葉蔵(おおば ようぞう)の姿を描いた太宰治の小説のタイトルは何?
A. 【『人間失格』

D. 【「はしがき」の書き出しは「私は、その男の写真を三葉、見たことがある。」


Q. 「文壇の、或る老大家が亡くなって、その告別式の終り頃から、雨が降りはじめた。」という書き出しで始まり、「彼は、めっきりキヌ子に、ていねいな言葉でものを言うようになっていた。」という一文で終わっている、太宰治の未完の絶筆となったユーモア小説のタイトルは何?
A. 【『グッド・バイ』


Q. 「これはある精神病院の患者、――第二十三号がだれにでもしゃべる話である。」という書き出しで始まる、主人公・第二十三号の妄想を借り、社会や作者自身を辛辣に風刺した芥川龍之介の小説のタイトルは何?
A. 【『河童』


Q. 「私が自分に祖父のある事を知ったのは、私の母が産後の病気で死に、その後二月程経って、不意に祖父が私の前に現われて来た、その時であった。私の六歳(むっつ)の時であった」という書き出しで始まる、祖父と母との過失の結果この世に生をうけた主人公・時任謙作の苦悩とその克服を描いた、志賀直哉唯一の長編小説は何?
A. 【『暗夜行路』


Q. 「木曽路はすべて山の中である」という書き出しで始まる、幕末・明治維新の激動期を舞台に主人公・青山半蔵をめぐる人間群像を描き出した、島崎藤村の小説のタイトルは何?
A. 【『夜明け前』


Q. 「蓮華寺では下宿を兼ねた。」という書き出しで始まる、主人公・瀬川丑松が父親から戒められた唯一の約束を破ってしまうというストーリーの、島崎藤村の長編小説のタイトルは何?
A. 【『破戒』


Q. 「石炭をば早積み果てつ」で始まる、ドイツを舞台に、主人公・太田豊太郎と踊り子エリスとの悲恋を通し、明治の青年の近代的自我の目覚めとその苦悩を描いた森鴎外の小説のタイトルは何?
A. 【『舞姫』


Q. 「越後の春日を経て今津へ出る道を、珍らしい旅人の一群れが歩いている。」という書き出しで始まる、強欲非道な富豪に買い取られた姉弟、安寿と厨子王の受難を描いた森鴎外の小説は何?
A. 【『山椒大夫』


Q. 「北九州の或る小学校で、私はこんな歌を習った事があった。」という書き出しで始まる、広島県の尾道を舞台に、「島の男」との初恋に破れ、夜店商人、セルロイド女工、カフエの女給などの職を転々とする主人公「私」の生活を日記体で描いた、林芙美子の小説のタイトルは何?
A. 【『放浪記』


Q. 「廻(まわ)れば大門の見かへり柳いと長けれど、お歯ぐろ溝(どぶ)に燈火(ともしび)うつる三階の騒ぎも手に取る如く。」という書き出しで始まる、吉原の廓に住む14歳の少女・美登利と少年・藤本信如との幼い恋を描いた、樋口一葉の小説のタイトルは何?
A. 【『たけくらべ』