はじめに

ジムには通っている。回数もそれなりに守っている。周囲から見れば、ちゃんと継続できている側に入ると思う。それでもどこかで、

「これ、今の自分に合っているのかな」
「前より頑張っているはずなのに、生活はあまり変わっていない気がする」

そんな感覚がよぎることはないでしょうか。

 

この状態は、サボっているわけでも、意識が低いわけでもありません。むしろ真面目な人ほど、一定期間を過ぎたあたりで、この感覚に差し掛かります。

私はこれまで、現場で多くの方と関わってきましたが、ジム通いが惰性になるタイミングには、ある共通点があります。それは、身体の問題ではなく「判断の軸」が更新されていないという点です。

この記事では、ジムをやめるべきか、続けるべきかという二択ではなく、今のジム通いをどう捉え直すか、そのための判断基準を整理していきます。

 

惰性とは何か

惰性という言葉は、どこかネガティブに受け取られがちです。ただ、実際には惰性とは「習慣が安定した証拠」でもあります。

問題になるのは、安定した習慣と、思考停止がセットになってしまうことです。

・なぜ通っているのかを考えなくなる
・今の生活との関係性を振り返らなくなる
・違和感があっても、とりあえず続ける

こうした状態が続くと、行動は維持できているのに、納得感だけが少しずつ削られていきます。

ここからは、その惰性に気づいたときに見直したい判断基準を、5つに分けて整理していきます。


 

判断基準1 :目的が行動にすり替わっていないか

 

最初に確認したいのは、ジムに通う目的です。

多くの方が、いつの間にか

・週に何回行くか
・どのメニューをやるか
・休まず通えているか

こうした行動そのものを基準にし始めます。

もちろん、行動は大切です。ただ、それが目的にすり替わってしまうと、達成しているのに満たされない状態が生まれます。

 

本来は、

・生活をどう整えたいのか
・日常をどう過ごしたいのか
・どんな状態で仕事や家庭に向き合いたいのか

こうした意図が先にあり、そのための手段としてジムがあったはずです。

一度、今の自分に問い直してみてください。

「ジムに行けているから大丈夫」になっていないか。
「通えていること」が安心材料になりすぎていないか。

目的を言葉にできないとき、惰性は静かに進行します。


 

判断基準2 :ジムと日常生活が切り離されていないか

 

ジムでの60分と、それ以外の時間が完全に分断されているケースは少なくありません。

・ジムでは意識が高い
・家に帰ると何も考えない
・日常の動作や姿勢は変わらない

この状態だと、ジムは生活を支える存在ではなく、切り離されたイベントになります。

 

大切なのは、ジムで得た感覚や気づきが、

・立ち上がる動作
・仕事中の姿勢
・呼吸の浅さ深さ

こうした日常の中に、少しでも持ち帰られているかどうかです。

もし、ジムでやったことを一切思い出さずに日常を過ごしているなら、それは努力不足ではなく、接続の問題です。

 


 

判断基準3:判断を誰かに預けすぎていないか

 

ジム通いが長くなるほど、

・言われた通りにやる
・メニューに疑問を持たない
・考えなくていい状態

が心地よくなっていくことがあります。

これは悪いことではありません。ただ、すべての判断を誰かに預け続けると、自分の感覚が更新されにくくなります。

・今の生活に合っているか
・疲れ方はどうか
・時間の使い方として納得できているか

こうした判断を、完全に手放していないかを確認してみてください。

 


 

判断基準4: 時間と納得感が釣り合っているか

 

忙しい方ほど、時間の使い方に対して敏感です。

・移動時間
・準備の手間
・トレーニング後の疲労

これらを含めた上で、

「この時間を使ってよかったと思えているか」

という感覚は、非常に重要です。

成果の大小ではなく、納得感があるかどうか。

もし

・疲れだけが残る
・義務感が勝っている
・終わったあとに気持ちが軽くならない

こうした状態が続いているなら、一度立ち止まるサインかもしれません。


 

判断基準5:続ける理由が今の自分に合っているか

 

ジムを始めた理由は、時間とともに変わっていきます。

・仕事の状況
・家庭の役割
・年齢や生活リズム

これらが変わっているのに、続ける理由だけが更新されていないケースは非常に多いです。

大切なのは「続けること」ではなく、「今も選び続けているかどうか」です。

一度選んだものを、選び直してもいい。
形を変えてもいい。
関わり方を変えてもいい。

そう考えられるかどうかで、惰性は次の段階に進みます。


 

惰性はやめ時ではなく、調整の合図

 

惰性を感じたとき、多くの人は

・もっと頑張る
・我慢して続ける
・いきなりやめる

この三択に陥りがちです。

実際には、その前にできることがあります。

・やり方を変える
・関わり方を変える
・考え方を整理する

ジム通いを生活の中でどう位置づけるか。それを一緒に整理する存在がいるかどうかで、選択肢は大きく変わります。


まとめ

 

ジム通いが惰性になったとき、それは失敗ではありません。

今の生活に対して、これまでの判断軸が合わなくなってきたというサインです。

 

・目的
・日常との接続
・判断の主体性
・時間と納得感
・続ける理由

 

これらを一つずつ整理することで、やめるか続けるか以外の選択肢が見えてきます。

生活を整える手段として、運動をどう扱うか。その再設計は、誰かと対話しながら行う方が、無理なく進むことが多いと感じています。

 


オンラインパーソナルセッションのご案内

 

私は、あなたの身体と人生の質を高めるために、身体の使い方や生活習慣をアドバイスさせていただくサービスを提供しています。

イメージとしては、フィットネスジムのパーソナルトレーニングのオンライン版です。特徴は以下の通りです。詳細は公式サイトをご覧いただくか直接ご連絡ください。

 

「運動しない」セッション方式
運動そのものを実施するのではなく、運動の前後を支えるコミュニケーション重視の伴走型サービスです。お悩みに対して、姿勢や生活習慣から主原因を整理し、生活に合った目標を設計。また、続けやすい仕組みを整え、セッション後もLINEでフォローします。運動はスポーツクラブや家等で実施できるけれど「変化が出ない」「やり方が分からない」「続かない」と悩む方に適しています。畳一畳分で可能です。エクササイズ道具も不要です。

 

「家族みんな」で同時受講可能
1アカウント(1回線)で親子が交代して利用できるユニークなサービスです。例えば、子どもたちのセッション時間内に親御さんの健康相談も行えるなど、家族全体を効率よくサポート可能。家族全員がパーソナルセッションを受講するのは時間や費用面で難しい方にオススメです。※同時に2アカウント参加は不可

 

「運動を超えた」アドバイス
私はパーソナルトレーナーではなく、「ライフコーディネーター(通称:LC)」です。運動そのものよりも「無理なく続けられる仕組み」「日常の意識変化」を重視。また、運動意欲や健康面は、外部要因(仕事や日常のストレス等)からの影響を受けやすいのが実情です。よって、カウンセリングを通じて、健康だけでなく仕事や家庭の課題にも寄り添い、より豊かな生活全体をコーディネートします。

 

LINE ID: @331fvatm
メール: boost202508@gmail.com

お電話: 050-6875-5409
公式サイト: https://fit-boost.net/

アメブロ: https://ameblo.jp/boost2025/

Youtube:https://www.youtube.com/@%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3AIFitness

※企業様、個人様問わず、まずはお気軽にご連絡ください。

米田貴晴