そして
バニラアイスも
ペロペロしなくなりました。
まだお水は飲んでいました。

この日は、
ママが仕事で遅くなると連絡があったので
私だけで点滴に連れていこうとしたら
ゲージに入ったわんちゃん。

私は
『お願い、行くよ。お願い。』
と言いながら
ゲージから出して点滴に連れていきました。


そして点滴中、
昨日までは立っていたのに
座り込むみたいな状態になり…
“その時が”近づいているような気がしました。

獣医師さんから
『おしっこが出なくなったら
24時間以内かな』
と言われていたので、
“おしっこしてくれた”と
毎日それが安心できることになっていて…

ただ自分でお水もあまり飲まなくなり
点滴での水分で
おしっこしていた状態でした。



そして翌日、
点滴に連れていこうとしたら
またゲージに入ったワンちゃん。


ママ
『もう点滴連れていくのやめよう。
昨日もゲージに入ったんでしょ?
これはこの子の意思表示。
痛いよ、行きたくないよって伝えてる。』

そう言うママも
大泣きしていましたが、
私たちはこの日に点滴をやめました。

まだ少しだけお水を
飲んでくれていて…
ただママもお姉ちゃんも働いていて
その時が来た時に1人だったらどうしようと
すごく怖かったです。

この日から
私は自分の家には戻らず
実家でワンちゃんと過ごしました。


翌日は弟が会いに来ました。
弟が来ると
寝てばかりだったのに
頑張って立ち上がり
弟の周りを歩いたりして…

なんだかいつも通りみたいな感じで
ワンちゃんの話もたくさんしましたが、
それ以外の話も色々して
私たちが話している間、
ワンちゃんはずっと弟の足元にいました。


その夜、
おしっこさせようと外に出たら
倒れてしまったみたいになり…
“もうおしっこ出来ないな”
と覚悟も出来ました。
弟の前では元気だった頃の自分でいたくて
頑張りすぎたのかな…
でももうとっくの前に限界だったよね。



最近ではママの部屋で
夜は一緒に寝ていたワンちゃん。
私は違う部屋でしたが、
娘の夜泣きもあったので
時々起きて様子を見に行っていましたが
毎回ママは起きていて
ずっとワンちゃんを撫でていました。
ママはこの頃あまり寝ていなかったと思います。




そして翌日。
この日はママが休みでした。
点滴をやめて3日目でした。


これは、この友達に
後日お礼を伝えましたが…
この日は、友達が遊びに来てくれる予定でした。
なのでママに娘をみてもらい
私は友達と会うために
ママに休みを取ってもらっていた日でした。


ワンちゃんのことが分かってすぐに
この友達には
ワンちゃんのことを伝え
『この日がどういう状態か分からないけど
ハッピーで会える状態ではないと思うから、
日にちを変えて欲しい』
とお願いしていました。

友達はすぐに電話をくれて
『何も気にしないで。
分かった。
ももこちゃん大丈夫?』
と気遣ってくれました。

この友達ですお願い
このあと数ヶ月後に来てくれて
ママとも会ってくれて直接お礼言えました。


なので、
この日はママもいました。

10ヶ月だった娘。
私が実家に来てから
娘は1人でずっと遊んでくれていて…
家でいた時には
付きっきりだったのに
この日は特に何かが伝わっていたのか…
1人で遊んでくれて、
1人でお昼寝もしていました。

本当にびっくりしました。
あとにも先にもこの日だけです!
1人でお昼寝するなんて…
だけど娘のお陰で
ママとずっとワンちゃんの傍にいれました。
娘に、何が分かってたんだろう。





そして、
ワンちゃんは虹の橋を渡りました。
あと数日で15歳でした。

ママがすぐに
キレイな顔と形にしてくれて
寝ているだけに思えました。

たまたまこの日だったのかもしれないけど
「その時に…
ママに傍にいて欲しくて、
ママが休みの日を待ってたのかな?」
私はそう思いました。

そして私は
はじめて亡くなる瞬間を
看取りました。
今でも思い出すと辛いですが、
私が一目惚れして連れて帰ってきた子でした。
最期まで一緒にいさせてくれたことに
感謝しています。



そして、
探して決めたペット霊園で
お世話になり…
寂しくなったり、
会いたくなったりしたら
合同のお墓があるので
そこにお参りに行っています犬



私たちが今の県に来た時、
家族みんなボロボロでした。
ママは離婚したし、
弟は本当に大学通えるの?だったし
お姉ちゃんは自由に1人暮らししていたのに
私たちがやってきた。

本当にボロボロでした。

その時にワンちゃんがいてくれるだけで
癒されたし
やる気もらえたし
本当に皆ワンちゃんが大好きでした。

引越しが決まっても
ペット可のマンションはあまりなくて
おばちゃんが
「うちで引き取ろうか?」
と言ってくれていましたが、
ワンちゃんと離れることは
絶対に出来なくて…
ようやく見つけたのは
3DKの小さいマンションで。

お姉ちゃん6畳の部屋。
私5畳の部屋。
弟4.5畳の部屋。
ママとワンちゃんは
6畳のダイニングに
一緒に寝ていましたw

本当に狭かったけど、
家族が離れずに暮らせて幸せでした。
本当に狭かった犬




なので。
今の県に来て
ワンちゃんがいなかった日が無かったので
どうしていいか
家族みんな分かりませんでした。

泣いてばかりで
心配かけたと思います。
今でも涙が出てしまいます。

だけど、
後悔はないんです。

あの時もっと…とか…
いや、正直に言えばあります。


だけど、
ワンちゃんは幸せだったと
信じているので
私たちは後悔しないようにしています犬
私たちがこんなに
幸せだったんだもん。
絶対にワンちゃんも幸せだったと
信じています。



ペットは動物だけど
大切な家族で、命です。

本当に大切です。






そして
お世話になった獣医師さんに
お礼を伝えに行くと
後日ワンちゃんにお花を送ってくれました。
本当に嬉しかったです。

看護師のみなさんも
「頑張りましたね。
わんちゃんもみなさんも」
と言ってくれて
周りの方々にも支えていただきながら
ワンちゃんと私達は
楽しく暮らせて来ました犬

いっぱいいっぱい
幸せをもらいました。

いっぱいいっぱい
支えてもらいました。




私のお空にかえった赤ちゃん。
流産手術前には
ワンちゃんが私のお腹にぴったりくっついて
寝てくれたんです。

ワンちゃんには
分かっていたのかな?と。
なのでお空の上で
合流していると思っています。
きっとワンちゃんが見つけてくれるはず。
仲良くしてね。




本当にありがとう。
出会えて幸せでした。
大好きだよ。
また会おうね。
待っててね。
  




読んで下さった方

本当にありがとうございましたお願い


実家のワンちゃんのことも

時々書いていたので

話すまでに時間がかかってしまいましたが

話せてよかったです。




ロイヤルミルクティーは

ママの家に行くと

いつもワンちゃんを探しに行き、

おしりをクンクンしてワンちゃんは嫌そうでしたガーン

だけどお別れが近いと思って

1度会わせた時には

おしりをクンクンはしなくて、

ワンちゃんの横に座ってじっとしていました。


ワンちゃんが亡くなってからは

ママの家に行っても

いないことが分かっているみたいで

探すことはありませんでしたが、

いまだにワンちゃんの名前を呼んで

「ロイヤルミルクティーも

たくさん遊んでもらったね。」と話すと

尻尾をブンブン振りながら

「うわぁあん!」と鳴きます。


ワンちゃんがロイヤルミルクティーに

優しくしてくれたように

いま、ロイヤルミルクティーが娘に

優しくしてくれています。


みんな血は繋がっていないし

犬や赤ちゃんですが、

それでも私は命は繋がれて行くんだな

と今思っています。