第五回 「ゲッツ!」d(-_^)

男性が頼まずにいられなくなる法則を「ゲッツ!」d(-_^)・・・ジャジャア~ン


                                           つづく・・・

基本的にシャーベットを食べたいのは女性(今の時代だったら勝手に頼むのでしょが・・・)買うのは男性

シャーベットを売る口上が「お口直しに、シャーベットはいかがでしょうか?」と言って、売り回るのですが

「お口直しに、シャーベットはいかがでしょう」までを女性に向かって言います。そして、間髪いれずに ニコ

っと微笑み(*^▽^*)「か?」で、男性の目を見て言います。ひゃくぱーせんと!売れました。ニッ( ̄ー ̄) 

週末の席は合い席ですから片方のカップルが買えば そりゃもう ニッ( ̄ー ̄) 売って売って売りまくりました。

シャーベットを作るバーテンに「いい加減にしろ(笑)」とまで言わせました。爆

そんな努力の甲斐あって(小さな事は気付かない、大きなことは解らない性格・・・)それなりに認めてもらい

スタッフに年相応に対応してもらえるようになり、社員になっても皆にすんなり受け入れてもらえました。

それから主任になり、今まで教えてもらっていたアルバイトに指示を出すようになりましたが、違和感は感じません

でした。まるでずっとこの仕事をしているかのような、と思っていたらマネージャーが「おまえ何年の前からいるみ

たいやね~」実はこの時半年目 ああ 同じように感じていてくれたのだと思っていたら「態度デカ過ぎるんだよ(笑)」

っはっはあ~(横着な性格でした。笑)

それから2ヶ月してサブ・マネージャーに(前任者が退職した為)平日の店を仕切らせてもらえるようになりました。

店を回す・・・?

アルバイトに指示を出して、円滑に廻るようにすること。(辞書にでも書かれているかのように聞こえました。)マネ

ージャーからのお達しに・・・まあ なんとか なるやろう ところが 何ともなり申さん・・・?(侍か)ついつい自分で

動いてしまい、アルバイトは放置状態みんなばらばらで、同じ仕事がかぶったり「おまえが動いてどうする!」ヒッ!

マネージャーから一括!「自分一人で全てのお客様を接客できるか?」「できません」「そこから動かず指示だけだ

しとけ!」それから数週間、何とか回るようになってはきたものの、満席を回すのには程遠く80名以上はマネージャー

の出番、満席回転は店長の出番と言う 力なき時代でした。それからもう一つの力の無さが、レジの仕事、会計業務

でした。その頃のレジは品番を打ち込む物で、手書きの伝票を見ながら「ホーレンソウサラダ 185」品番も

暗記していなくてはなりません。(アンチョコはありましたが・・・)まあ~ 良く間違えました。はっはっはあ!

なぜかボトルを飛ばしてしまうのです。(そのころは洋酒のキープが当たり前)1本6,000円~8,000円を打ち損じて

しまうのでした。(お客様はラッキーだったと思います。泣笑)課長からは「おまえはレジの1m以内に近づくな!」

っと、本気で言われました。マネージャーから「なんで見落とすんや」「お客様並んでいるし・・・」「待たせとけ」

「えっええ~」「なんか問題あるんか?」「・・・」「だれか文句言うのか?」「いえ・・・」「文句言うやつがおった

ら、俺を呼べ」結局これで慌てずにレジを打てるようになりました。シャーベットを売りまくる押しの強さと並ぶお客

様に焦ってしまう蚤の心臓を持ち合わせて(蚤の心臓は克服できました。)店を回す地位を「ゲッツ!」した、それな

りの年のいった若輩者でした。

                                              つづく・・・。

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第四回 「社員になりたいなんて、変わってるね」


30分ごとのトイレチェックの時に必死で磨いていたのを鮮明に思い出します。


                                       つづく・・・。


1ヶ月のバイトが過ぎ、昼間の仕事を探すなんて 思いっきり忘れてしまい この仕事向いてるかも・・・


が、しかし、夜の仕事は流されやすいのかも・・・後1ヶ月考えてみよう っと早 2ヶ月やっぱりこれかな


店長に「社員になりたいんですけど」「社員になりたいなんて、変わってるね」いいけど課長に直接話して


見て、課長に「社員になりたいんですけど」「社員になりたいなんて、変わってるね」えっ ええ~~~!!


ダブルでェ! 「そんなに変ってますか」「おまえ真面目やん」んん?「普通 真面目じゃない奴を社員


にして、しゃきっとさせなあかん(課長は本社がある関西出身です。)と思って社員になれや っと言って


半ば強引にするんやけど」「おまえが自分から言ってくるとは思いもせんやったわ」真面目は変わっている


(全ての夜の世界がそうと言う事では・・・)世界へと深~く、深~く 沈んでい・・・入っていくのでした。


ここに至るまで2ヶ月間さらっと流しましたがあ・・・この時27歳でしたが結構若く見えて(20代前半に言わ


れていました)軽いと言われればそれまでですが・・・。仕事を教えてくれたのは19・20才の学生さん・・・


ここは実力主義の世界、年が上でも新人先輩の言う事を良く効いて あごでこき使われても、煮ん?(はらわた


煮えくり返っても)・・・忍の一字 が 一生懸命すれば人は認めてくれます。 一番の決め手はデザート


販売でした。一定の時間になるとトレンチの上に20数個のシャンパングラス、その中にシャーベットが入って


おりまして、これを客席を回りながら売って回ると言う物のなのです。 みい~~~んな嫌がっていました。


私、結構まわりが見えなくなるタイプで どうしたら売れるんだろうに没頭するとそればっかり考えて、断ら


れる事なんて感じなくなってしまうのでした。(得な性格です。犬の脳みそか!爆)この時期、合い席も有り


の時代でしたから(結構 昔です。)週末は全席合い席、1つのテーブルに2組のカップル 今じゃ あり得ない


事です。そのテーブルに持ち回るのですから、1組断られれば、ほとんど連鎖的に断られてしまいます。


満席なのに1個も売れない時もあります。そんな時のスタッフのへこみ様は、慰めも慰めにならないくらいで


自分自身が全否定食らったぐらいのショックがあります。そんなこんなで嫌がるスタッフの中で何とか出来な


いかと試行錯誤を繰り返し、断られながらも少しづつ売れるようになっていきました。そんな時に年下の先輩


スタッフたちが、「そのしつこさに感心させられます。」認められたような・・・んんん~ 何とも言い難い


ニュアンスでしたが、ほんのちょっと尊敬の眼差しが感じられたような気がしました。・・・気がしました。


繰り返し、販売している時に(このころすでに私の「仕事」になっていました。笑)ある法則を発見しました。


売る相手と話す相手、ある時女性が「unn~」と悩んでいた時に男性が「一つ置いといて」と言ってくれました。


女性はその男性の気遣いに大変喜んでシャーベットを食べていました。・・・これだ!「どれだ?」これこれ!


男性が頼まずにいられなくなる法則を「ゲッツ!」d(-_^)・・・ジャジャア~ン


                                           つづく・・・。

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第二回 「んん~ ゴージャス!はデンジャラス!」


いい店


と紹介されたのが飲食店への第一歩で、それからの人生を大きく変える始まりの始まりでした。


                                      つづく・・・。


面接に行きました。初めての飲食店、初めての夜の仕事(寝ずに夜遊び倒してはいましたが・爆!)


水商売を仕事としてするのは初めてで、ビルの4階 エレベーターの扉が開いた瞬間!


「こんばんは、いらっしゃいませ」黒服の方が深々とお辞儀して「何名様でしょうか?」・・・


「高級なとこ?」(大丈夫かな)「あ あの~S君の紹介で・・・」「ああ バイトの面接?」


「はい・・」「こっち来て」すぐそばのカウンターに腰掛けて「いつから来れる」「いつでも良い


ですけど・・・」「じゃ、明日からね」「えっ ええ~!」エレベーター下りてから「明日からね」


と言われるまで、約3分・・・っはは 「それと・・・」っと、働く格好など簡単な説明約1分・・・


「じゃ 明日ね」っとエレベーター下りて・・・上って下りて約5分 夜の商売ってこんなもん?


次の日 店に入って制服に着替えて(ウイングシャツに細身の蝶ネクタイ、黒ズボンにローファー)


面接の時には気付かなかったが(気付く時間もなかったが)エレベーター下りて正面に、小さな庭


観葉植物(本物)が植えられている。その隣に伸びた8席のゆったりとしたハイカウンター、カウン


ターテーブルの手元が一本の真鍮製、バーに沿って奥に行けばホールの入口に直径???円柱の水槽


上下が真鍮製で中にはサンゴに熱帯魚、ホールを見渡せば低いソファー席でゆったりとした造り・・


水槽を挟んで、右手にグランドピアノ周りは椅子があって「カウンターになっているのか・・・」


絨毯、真鍮、鏡張りの天井等々、エキゾチックな内装 「んん~ ゴージャス」と感心しているけど


「こんなところに勤まるの?」デンジャラスでエキサイティングな仕事の始まりィ 始まりィ~!

 

                                      つづく・・・。


第三回 「トイレ命!」


こんなところに勤まるの?」デンジャラスでエキサイティングな仕事の始まりィ 始まりィ~!

                                       

つづく・・・。


ルーキー、新人、新米、ぺいぺいの初仕事はトイレ掃除「掃除の基本だから」と言われるがままについ


て行く、開けてびっくり、見てびっくり、総大理石張りでいたるところに真鍮が使ってあり、トイレの


入り口(中で男女に分かれている)の取っ手がビッグサイズのユーの字(U)の真鍮製で指紋べっとり


中は十分綺麗ですけど・・・と思いきや、掃除のいろはを懇切丁寧に(ほんとに面接とは大違い)指導


していただき、「トイレは店の命だから」「お客様が自分の席以外に行くのはここ」「と言う事は


トイレが汚い店は全てが汚いと判断されてしまう」まるで今流行りの「トイレの神様」のごとく説明を


受け「じゃ よろしく、後でなめても良いくらいに綺麗にね」「後でなめる? っはは ホント??」


まあ~ 張り切りました! 掃除にこんなに没頭できるものかと思うほどに道具は雑巾・バケツ以上


常日頃からぴかぴかに磨きあげられているので、汚れを掃除すると言うより、より一層磨きあげると


言った方が正しいと思います。便器の中も雑巾でごしごし汚れなんてありゃしない、トイレから出ながら


床を雑巾がけ、最後にどデカイ Uの字の真鍮磨き 完璧に仕上げたので誰にも使わせたくないくらい


に思えました。掃除の後に点呼があり、テキパキとした話しに八代接客用語を全員で唱和、間違いなく


体育会系です!オス! 点呼の最後に店長が「今日のトイレ掃除は非常に綺麗でした」っと一言、これ


でやる気が出ない人間はいないでしょう。この時から私の心の中に深く刻み込まれた「トイレ命!」


基本中の基本を学ばせて頂きました。 しかし・・・お客様がトイレの扉の取っ手をつかむたびに・・・


掃除魂が燃え上がるのでした。(触るなこのやろオー!!笑) 30分ごとのトイレチェックの時に必死


で磨いていたのを鮮明に思い出します。


                                       つづく・・・。


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