第二回 「んん~ ゴージャス!はデンジャラス!」


いい店


と紹介されたのが飲食店への第一歩で、それからの人生を大きく変える始まりの始まりでした。


                                      つづく・・・。


面接に行きました。初めての飲食店、初めての夜の仕事(寝ずに夜遊び倒してはいましたが・爆!)


水商売を仕事としてするのは初めてで、ビルの4階 エレベーターの扉が開いた瞬間!


「こんばんは、いらっしゃいませ」黒服の方が深々とお辞儀して「何名様でしょうか?」・・・


「高級なとこ?」(大丈夫かな)「あ あの~S君の紹介で・・・」「ああ バイトの面接?」


「はい・・」「こっち来て」すぐそばのカウンターに腰掛けて「いつから来れる」「いつでも良い


ですけど・・・」「じゃ、明日からね」「えっ ええ~!」エレベーター下りてから「明日からね」


と言われるまで、約3分・・・っはは 「それと・・・」っと、働く格好など簡単な説明約1分・・・


「じゃ 明日ね」っとエレベーター下りて・・・上って下りて約5分 夜の商売ってこんなもん?


次の日 店に入って制服に着替えて(ウイングシャツに細身の蝶ネクタイ、黒ズボンにローファー)


面接の時には気付かなかったが(気付く時間もなかったが)エレベーター下りて正面に、小さな庭


観葉植物(本物)が植えられている。その隣に伸びた8席のゆったりとしたハイカウンター、カウン


ターテーブルの手元が一本の真鍮製、バーに沿って奥に行けばホールの入口に直径???円柱の水槽


上下が真鍮製で中にはサンゴに熱帯魚、ホールを見渡せば低いソファー席でゆったりとした造り・・


水槽を挟んで、右手にグランドピアノ周りは椅子があって「カウンターになっているのか・・・」


絨毯、真鍮、鏡張りの天井等々、エキゾチックな内装 「んん~ ゴージャス」と感心しているけど


「こんなところに勤まるの?」デンジャラスでエキサイティングな仕事の始まりィ 始まりィ~!

 

                                      つづく・・・。


第三回 「トイレ命!」


こんなところに勤まるの?」デンジャラスでエキサイティングな仕事の始まりィ 始まりィ~!

                                       

つづく・・・。


ルーキー、新人、新米、ぺいぺいの初仕事はトイレ掃除「掃除の基本だから」と言われるがままについ


て行く、開けてびっくり、見てびっくり、総大理石張りでいたるところに真鍮が使ってあり、トイレの


入り口(中で男女に分かれている)の取っ手がビッグサイズのユーの字(U)の真鍮製で指紋べっとり


中は十分綺麗ですけど・・・と思いきや、掃除のいろはを懇切丁寧に(ほんとに面接とは大違い)指導


していただき、「トイレは店の命だから」「お客様が自分の席以外に行くのはここ」「と言う事は


トイレが汚い店は全てが汚いと判断されてしまう」まるで今流行りの「トイレの神様」のごとく説明を


受け「じゃ よろしく、後でなめても良いくらいに綺麗にね」「後でなめる? っはは ホント??」


まあ~ 張り切りました! 掃除にこんなに没頭できるものかと思うほどに道具は雑巾・バケツ以上


常日頃からぴかぴかに磨きあげられているので、汚れを掃除すると言うより、より一層磨きあげると


言った方が正しいと思います。便器の中も雑巾でごしごし汚れなんてありゃしない、トイレから出ながら


床を雑巾がけ、最後にどデカイ Uの字の真鍮磨き 完璧に仕上げたので誰にも使わせたくないくらい


に思えました。掃除の後に点呼があり、テキパキとした話しに八代接客用語を全員で唱和、間違いなく


体育会系です!オス! 点呼の最後に店長が「今日のトイレ掃除は非常に綺麗でした」っと一言、これ


でやる気が出ない人間はいないでしょう。この時から私の心の中に深く刻み込まれた「トイレ命!」


基本中の基本を学ばせて頂きました。 しかし・・・お客様がトイレの扉の取っ手をつかむたびに・・・


掃除魂が燃え上がるのでした。(触るなこのやろオー!!笑) 30分ごとのトイレチェックの時に必死


で磨いていたのを鮮明に思い出します。


                                       つづく・・・。


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