岩井克人さんの『会社はこれからどうなるのか』を読んでます。

卒論で戦後日本経済を扱うので、今が「今はどういう時代か。日本は時代に対応できているのか?」という疑問を解決すべく読んでいます。メモ代わりに少しここに書いておこうかと。
今はどういう時代か?
ポスト産業資本主義という時代。資本主義は時期によって3つに分けることができる。商業資本主義、産業資本主義、ポスト資本主義である。戦後しばらくは産業資本主義であった。しかし、農村から供給される過剰労働力を使い果たし所得上昇の圧力がかかり、利潤が十分に得られなくなったことから産業資本主義は崩壊した。
そして表れたのがポスト産業資本主義である。ポスト産業資本主義は「高度情報化」や「知識社会化」、「第三の波」などと呼ばれている。ポスト産業資本主義下の企業は新しさ、他との違いを利潤の源泉とし、他者の追い上げがあるので常に新しいものを生産しないとならなくなった。IT革命、グローバル化や金融革命もポスト産業資本主義によってもたらされたものである。
日本は時代に対応できているのか?
日本は残念ながらポスト産業資本主義に対応しているとは言い難い。後期産業資本主義に日本型資本主義は適合しすぎ、変化に時間がかかっているためである。後期産業資本主義とは重工業化である第二次産業革命以後の資本主義を指す。ここでは多額の設備投資、それに伴う経営の専門家、そして設備を動かす熟練労働者が必要である。日本型資本主義の特徴である株式の持ち合いによる株主の介入(ホールドアップ)の防止、終身雇用、年功賃金制、企業別組合制を戦後の日本は発展させた。それが後期資本主義と見事に合致したのである。欧米へのキャッチアップで80年代まで産業資本主義を維持できたが、その後日本は苦しむ結果となっている。
とまぁ僕のてきとーなまとめでした。
