開拓者たち / Pioneers | boon's salon

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思っていること、感じていること、考えていること。
思ったこと、感じたこと、考えたことを書き留めたくて。
複雑な自分の思考を整理できるかな。
思考のアウトプットって難しい…。

「東京 西賀伊三郎 様
一人ではなく、2人一緒に養育をお願いします」
函館慈恵院
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こんばんは、boon's です。
昨夜、帰宅してからしばらくソーク母と
収容者関係書類に記載されていた内容を検証しました
理解したのは、祖父が14歳のときに書かれた手紙の内容で
宛先は東京に住む西賀伊三郎さん

これで現在の boon's 家の歴史と繋がりました
今回の祖先の足跡探し・・・後半です
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2日目はいよいよ高龍寺へお参り
合祀の御霊と、曽祖父が眠っている・・・と
願って献花することに決めていた

その前に腹ごしらえ
前の晩、あれほど食べたのにお腹ってすくものなんだ
でも朝食は市場の海鮮丼付き…と書いてあったような…。
でも普通のビュッフェだったな  オカシイな

気を取り直して・・・
いざ 高龍寺へGO

  

高龍寺、曽祖父が眠っているかも・・・というだけではなく、
やはり龍の字が付いているのも気になる

昨年の1月か、2月に妙な夢を見た
見たこともないだだっ広い大地
突然「ごおぉぉぉぉ 」と音が鳴り、地面が波打った
地震だ と思い、なぜか腹ばいになった
そして腹ばいになってしばらく、その波は静まった
その時打った波の形が龍の背中に見えた
それからその夢をたまに思い出す

高龍寺のご本山は、昨年訪れ感動した永平寺
あの時の感動、再び となるか

門をくぐり入ると正面に本堂
お参りをして社務所へ行った
前日にいただいた電話のお礼
もっと詳細をお伝えしたかったから

でも・・・お祭りということもあり、
対応くださったお坊さまが少し怖かったな

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高龍寺では「合祀」の文字をよく目にする

社務所横を行くとすぐに目に入ったのが 
お地蔵さま数体 
こちらに献花させていただいた

 

その裏にはとても大きなお墓
名前が祖母の実家と同じなのが気になった
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高く高く、山の地形が生かされて
多くの墓が建立されていた

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高龍寺では五百羅漢像が有名
 
圧巻
 
 

永平寺を総本山として
派生したお寺の数々
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永平寺と同様、赤いじゅうたんが敷かれている廊下
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お寺の時計・・・と呼ばれている巡照板
謹白大衆(きんぺだーちょん)
生死事大(せうすすーだ)
無常迅速(うーちゃんしんそ)
各宜醒覚(こーぎしんきょ)
慎勿放逸(しんうふぁんい)
と書かれていて、意味は・・・

「謹んで大衆(修行僧)に申し上ぐ
生死は、事大にして
無常は迅速なり
各々、醒覚して
無為に時を過ごさないように」

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 本堂のところどころに龍の図、彫刻

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社務所の2階には宝物展が開催されていて、
数々の絵画が飾られていた

そしてこの日は業者さんや檀家さんが
準備をしていた
檀家さんのお一人といろいろお話をすることができた

お祭りは次回来る時の楽しみにしなさい、と。
そうそう、またこの時期に来る気がしていた
 

門を出ると目の前に海が広がっていた
 
上ってきた道を下る
坂の先にも海
 

地形のせいか吹く風は強く
ところどころになびいていた
”火の用心”の旗
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上るときにも気になっていた時計店
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指している時間は10:10
いつから止まったままなんだろう・・・
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後ろ髪を引かれるように路面電車再び
そうそう、姉と自分用におみやげ
姉はどちらを選ぶかな
 

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函館の大火は数度起きていて
その暮らしは大変だったろうと思っていたけど、
北海道開拓自体、本当に困難だったのだと思います
その中で受け継がれた生命、
私とすぐ上の兄の間に、この世と縁がなかった2つの魂
今の家族と縁があったのも何か意味はあるのでしょう

そしてソーク母といただいた当時の関係書類を
読み返してわかったこと

「東京 西賀伊三郎 様
一人ではなく、2人一緒に養育をお願いします」
の内容
祖父とその弟は、祖父が人を助けて亡くなった時まで
ずっと仲が良く、近くで暮らしていたと聞きました
弟のその後の足跡は
「佐賀県」「満州国」になっています

boon's 一家、パイオニア(開拓者)だらけで
私自身の落ち着きのなさ、
切れた凧糸の如く
吹く風の方向に素直に飛んでいく・・・

あとは高龍寺さんと善光寺さんからの連絡を気長に待とうと思います