環状交差点の事をサーカスと呼んでいたのは我が家だけだったのかもしれない。
日本人会主催の映画上映会が定期的に開かれていて、他のイベントには参加したことがなかったが、寅さんの映画だけは家族で見に行った。
アポロホテルが多かったと思う。
アポロホテルまではいくつかサーカスがあって、一つ目のサーカスは三番目で抜けて、3つ目のサーカスは5番目に抜けるとか、そんな風に道を覚えていたから最初はよく迷った。
地図を買ってからもよく迷ったなぁ。
一度サーカスに入ってしまうと入って来た道がどの道だったのかもわからなくなって、グルグル何周もした。
そんなサーカスが日本にもあるなんて知らなかった。
サーカスなんて、車の少ない発展途上国か昔からの建物を大切に暮らすパリみたいな街だけのものと思っていたのに、信号の設置の必要がないからこれからも増えていくらしい。
それは本当にいいことなの?
嫌だなぁ。
自分の運転でグルグル何周もしちゃうの。
今みたいにナビなんてないし、母は英語はわからないし、弟は小学生だし、
…地図を渡されたのは私。
英語だってわかりはしないのに、あんな道路の名前、読めるわけないじゃんね笑
どんだけ無茶ぶりな父の言うなりになっていたかと思うわー。
でも、昔って、そんなもんじゃなかったっけ?
今の子もそんな風に思うことあるのかな。