幼稚園の団体で水泳を教えることがある。
子どもたちがすごくまとまっていて仲の良いクラスの時は、
そのまま小学校に上がってからも水泳を続ける子どもたちが多いように思う。
幼稚園の頃って、
男の子も女の子もなく自由に切磋琢磨しているように見える時がある。
昔は、
「なかなか進級できないんです~」
とか、
「うちの子、なかなか泳げるようにならなくて・・・」
という声があると、
「回数変えて、週に二回来ませんか?」
と答えるのが定番だった。
今の子は忙しいのかなかなか週に二回なんて来れないんだよね。
クロールの呼吸を練習して4回めには進級テストを受けなくちゃならない。
もちろんそれで泳ぐ子は泳ぐし、
上手く泳げるかどうかは別にして大抵はとりあえず泳ぐ。
でも、自信がないとプレッシャーだよね。
「受付の前で中に入らないでぐずっている子がいるんですけど・・・」
下の級の担当コーチが見に行くと、
「お母さんと話してるみたいですけど、7級ですね」
え、
私の担当かい。
ジャージを羽織って様子を見に行くと、
幼稚園の頃から来ている子だった。
お母さんに話を聞くと進級テストが嫌で、
昨日も引き返してきたんだそうだ。
「◯◯君はお兄ちゃんいますよね?
3人兄弟の真ん中ですか?」
聞いたら4人兄弟だった。
上から三人は私が担当した子達かな。
もう一人下にもいるのかな?
手を引いて「行くよ」
と言ったら素直についてきた。
お母さんが後ろから、
「コーチやったら素直に行くとね」
って。
自分がまだクロール泳ぐの苦手なんだってことが
ちゃんとわかってもらえばよかったんだよね?
と、思うんだけど。。。
幼稚園の頃から私のことを知ってるから、
こんな風にしたらコーチはうまくやってくれるって、
信じてくれたんじゃないかなと思う。
お母さんの言うことは聞かなくて、
コーチの言うことなら聞くんじゃなくて、
コーチが自分の苦手に思ってることをわかってくれたら、
キツイ思いしないで楽にちゃんと泳げるようにやってくれることを信じて、
ついてきてくれたんだよね?
わかってくれると思ってくれたことが嬉しかった。
鬼ごっこしてウォーニングアップしてからも、
まだ涙目だったけど、
水中歩行しながらプル練習したらコツを掴んだみたいだった。
大きいプールに戻って、
やっと口を開くようになって、
「テストするやろ?」
と聞いたら、素直にうなづいた。
子供はこうやって大人になっていくんだなぁ~