不幸だけど…
存在のない子供たちです。
レバノン出身の女性監督、ナディーン・ラバキーが撮った残酷な現実。
12歳の少年が両親を告訴する内容ですが、とにかく不幸、そしてその国の現実が重くのしかかる…
ドキュメンタリーかと思うぐらい主役のゼインくんの演技はナチュラルで、彼の優しさや、気持ちは痛いほど伝わってくる。
多分この作品を観た人達はほぼ同じような感想になると思うけれど、この現実になにをしてやれるのか…
遠い他国の物語、そこには文化、価値観、国の情勢など日本とは違うことだらけ。
少しでも知ることはできるけれど、やれることは少ない。
対立というのは民族や宗教、そこで暮らす人々には関係なかったりもするが、結局その現実が全てを不幸にする。
真面目な人や、心の優しい人が損をする、馬鹿を見る、そんなことが一番納得がいかない。
でも、食べ物すらなく、仕事なども無い現実。
なぜ僕を産んだのか、世話できないなら産むな…強烈なメッセージです。
ただ、人間も、人生も生まれた時から平等ではないから。
努力でどうにもならないこともある。
でも、観て、思うことしかできない。
なので、仕方ないねなどと、心無い文面の感想になってしまう…
がんばってもらいたいが、それぐらいしか言えない。
自分は自分のできることをやる。
それしかできないので。
★★★☆☆ 3。
映画としては好きではない…
