誰もがそれを知っている   忘年会後に | 映画にフィギュアに音楽と 夜の帳の物語

映画にフィギュアに音楽と 夜の帳の物語

趣味100%
映画、音楽、フィギュア、その他…
最近いろいろモチベーションは下がってます…
時間は作るものなのに、作る時間もない。


観てるので…



誰もがそれを知っているです。


監督はイランのアスガー・ファルハディ。


セールスマンや別離など一癖あるサスペンスでお馴染み。


今作は主演にペネロペ・クルスとハビエル・バルデムという実生活での夫婦を起用しつつスペインの田舎で起こる誘拐事件から物語は進んでいく…


相変わらずミステリーやサスペンス的な展開や脚本はお見事。


ただ、今作はもう少しヒューマンドラマという色合いの方が強い。


それも結構ドロドロなヒューマンドラマ。


犯人探しというよりはなぜ誘拐され、身代金を要求されたのかという方が重要な内容。


それがそのままタイトル。


親族や家族間のドロドロや怖さなどを描くのが得意な監督だけに、その辺りは文句無し。


ただ、スペインの雰囲気もありつつ、2人の有名な役者の起用もありなんとなく以前の作品よりも爽やか 笑


ラストのぶつ切り感も好きだし、ある意味見やすくなってるのかも。


前半の誰が誰だかわからないのと、関係性がわからないのをうまく抜けてしまえば、楽しめる作品。


★★★★☆ 3.5。


女性陣は美人ばっかり…