バーニングです。
韓国映画。
村上春樹原作の短編をペパーミントキャンディーなどのイ・チャンドン監督が映画化。
カンヌで万引き家族とパルムドールを最後まで争った作品。
なぜ、劇場版って付いてるのかと言うと、劇場公開前にNHKにて短縮版が放送されたから。とのこと。
まあミステリーになるのかな?ジャンルとしては、ただ、普通の犯人探しではないし、もっと深い闇や現実問題があるということ…
もちろん韓国がそうなんだろうし、でもそれはどこの国とか関係なく。
作中のセリフでもはっきりメタファーって言葉が出ますが、ある意味それがこの作品のキモでしょう。
何が何にかかっているのか、そもそも物語として、観るものをそのまま受け取るだけじゃなんの意味もない…
だから、難しいと、分からないと感じるのか、色々なセリフや行動から想像を膨らませるのか、それによってこの作品の評価もはっきりと変わる。
線引きが難しいから余計に難解に感じるし、そういう意味じゃフラット過ぎる。
ウォーキングデッドのスティーヴン・ユァンが金持ち役で出てますが、なんかスッキリとハマってていい感じでした。
後は個人的に知らない人達ばかり、まあ演技に悪いところは全くありませんが。
観て色々考えたり感じたりしたい人にはオススメ。
それが、村上春樹っぽいのか、小説っぽいのか、でもエンターテイメントでもあると思うけど…
★★★★☆ 3.5。
猫と井戸…