俺はよく粋な黒さを持つ女が理想だと語っている


昨日の晩はTinaと、その友達の彼女と飲みに集った

29、Dr.を引き連れて生ビールを愛して病まない女で
華奢な雰囲気でナナハンに乗る女だ

彼26と付き合い始めて三週間のウブな関係でありながら、両親に合わせてくれなきゃ付き合わない
子供を産むタイミングすら最初に釘をさす
清楚に澄ました仮面の裏は、自在に刀を操る手練れさがプンプン香る

彼は相当ワイルドな美男ですねだが、Tina同様の価値観で嫉妬やきで、他の男と2人での飲みに抵抗があるようだが
そんなのは“若いね”って笑みでお構いなしだ

俺はしばしば、「悪い女だな」と突っ込んでいた

俺は、Tinaにこういう大人の要素を見習えよっ!と茶化したりしていて
それが後にbombに変わるとは気付かなかった

4人の対角線には、Tinaと彼が共感し合い、俺とその黒女が2人にしかわからないような含みのある会話をしていた

例えば、黒女が彼に形勢不利になるような言葉を投げると
その意図を俺にしかわからないやり方で仕返ししてくる

思わず含み笑いをしながら「仕返ししたなっ」と彼女を見る

Tinaは話を自分なりにまとめて、要領を掴めているんだかいないんだか、単純化して完結する
俺はそれに突っ込む

Tinaは俺と黒女の(大人の←と言ってた)遣り取りに着いていけない自分に劣等感を感じていて

俺は味方側でいてくれると思っていたのに…と後で三時間の電話でなだめなくてはならなかった

黒女に嫉妬していたそうだ

小粋な会話は楽しめたし、内心“わかってよ”と思っていたが、そう易々と解らないからこそ小粋なのだから仕方あるまい

最近よくオコガマーに言われる無益な色気をまた醸してしまったのか

それでも俺が俺でいるためには仕方の無いこと

Tinaには、それを弁解はしなかったが
距離?というか、また要らない悩みの種が増えてしまった

まあさ、悩みの種がある分だけ乗り越えるべきものがあるって問題よな
俺は無理やり前向きに方向付けた

基本は何時も飴ばかりあげているのに、毒キノコを渡されたと嘆いていたが

たまには必要なスパイスだよな

愛して合わせることと、自分を曲げてまでそこに居ないことのバランスは難しい

それを錬金術で歩み寄る媒体に化かす俺もまた黒さを纏っているんだな

俺は提供者には徹しない
哲学のグルッポに書いたものだが

敢えてブログに載せてみた


君の探偵ィとしての推理では何が見えるだろうか?



俺は、あいつに選択を委ねた
疲れてたんだ
数日後、その残留品を回収しようと、持ち帰ったはいいが
そいつは、間違って紛れ込んで来ていたんだ
何でだよ…
吐きそうになった、が、ギリギリの所で自己を抑制した
鼻を効かせて考える自分が切なかった
それしかできなかったんだ
これは、約束された通過儀礼なんだ
そいつを一番奥の暗くて小さな狭い部屋に閉じ込め封印した

そう言えば、選択したその者は、以前逆で同じようなことがあったらしいが
抑制できずに吐いてしまったらしい
吐いたら、楽になったと言っていたな…

暫く家を開けて帰ってみると
之はおかしい、奴がいなくなってる
奴が俺のとこに来ていることを知らせてなくて助かった
が、証拠品としてでも回収できことに感服するが、猶予もなく
その日から俺は強烈なDV被害者となっているのだ

怒涛の休日は自転車の旅から始まった

11日
町田から江ノ島経由で城ヶ島を目指した
4時間半くらい、まあ好調なタイムだ

立石海岸を背にマーロウプリンをたべる…ぉじゃ!?

城ヶ島の京急ホテル前、我慢できずに、観光客を尻目に岩場から海へ飛び込む
イキなり足着かないし、イソギンチャクにキスされまくった
部長がダウン
彼と三崎口前でさよならして、そこから桜木町まで2時間
アベレージ40㎞以上で走ったんじゃないだろうか
その足で、Tinaとその同僚と町田で会食
ワインを一本空けて解散

12日
Tinaの家でラプンツェルを見てまったり、オコガマーと川崎で合流してコクリコ坂を観て、水煙草を吸って勉強会、打ち上げの飲みの後は朝までカラオケ
13日
9時半に八王子集合で、系8人くらいのマイメンと秋川渓谷へ
速攻岩場からダイビング
6㍍弱くらいの高さかな

飛び込みチキン大会をしながら、酒を食らってBBQ
温泉へ
携帯で宿を調べて電話をかけまくり
なんとか素泊まりゲッツ!
酒を飲みながら朝4時まで大騒ぎした

14日
秋川渓谷の飛び込み岩へ
暫くしてから、高久さんの感動したと言う滝へ行った
美しいせせらぎを越え滝の麓まで行くと
ここでも我慢できねぇと
俺はトランクス一枚になり、滝壺へ
今回の秋川はとにかく滝に打たれることが最大の目的で
滝に打たれると、我に帰ったのではなく
自分に還った
心が洗われるとはこういうことか
友達に送ってもらい、八王子で打ち上げをして解散

15日
埼玉の清水公園へ、三人だけってのも寂しかったから、知らない人の同窓会に混じって閉園までバカ騒ぎ
そこで携帯を無くした
俺は埼玉の友達んちで泊まる
17日
夜勤を挟んだ明け、藤沢に集合して宿さがし
当日でも結構見つかるものね
Tinaと湯河原のアポロ荘へ宿泊
対応が悪くGも7匹退治させられたけど家族風呂の露天は良かった

18日
下田へレッツゴー!
魚助で極上の刺身定食を喰ってるとヤクザから、白浜より良いビーチを教えてもらい早速入田海岸へ
白い砂浜透き通る海に強い波…最高です
夜はノスタルジアでテニスをしてコース料理、ワインも一本空けた

19日
下田の展望台へ、記念に絵馬を書いた
ゴロサヤで極上の金目鯛の煮付けを喰ってお土産散策
早めにTinaの実家へ帰って身体を流してのんびり
そして今帰宅電車

身体が真っ黒です
遊び過ぎて早く仕事したい
そのテーブルには、100㎏の肉塊が載せられている

テーブルクロスを左右に張り、水平に
そして
ひと思いにテーブルクロスを引く

ピキン

ぐぁっ




そんな痛みを繰り返して、このままじゃヤバいと、整形外科なう

普段は大丈夫なんだ
肉塊の時が…




昨日、夜勤前に通院したら
整形外科だけが臨時休業してる
ナンテコッタ
カンカン照りの中朝早く起きてここまで来たのにぃ

損保ジャパンに電話した
病院まで来たんだけど交通費は出ないの?→診療した日でないと出ません

時刻は11時杉

私「オワタ、3時からの午後の診療じゃ間に合わない」
 
損「2時くらいまで午前の診療してるとこあると思いますけど」
 
私「どこですか?そちらへ受診しに行きます」

損「私どもで病院を指定することはできません」

私「2時頃までやっているところを教えてください、私がそこを選びますから」

損「ですから、私どもが病院を指定することはできません」

俺「話し聞いてんの?その病院を教えてって言ってんの」

損「私どもで病院を指定することは」

俺「何言ってんの?取りあえず、行く行かない置いといて、2時までやってるとこいいなよ?何適当に言ったの?」

損「あくまで臆測という形で」

俺「適当なこと言ってんじゃねえよ、こちとら痛くて病院来てんだよ、知りもしないのに臆測で適当なこと言うな」
「お宅らは加害者の示談交渉の代理を担った商売だろ?ちょっとは真面目にやれよ、先ずは謝れ」

損「いぇ…私どもの責任でなくて、病院側の責任なので」


何にイライラしたかって、このマニュアル野郎の態度だよ
俺も筋が通らないことを言ってたかもしれないが
奴(ら)は、電話越しの被害者を人格を持った人間だと思ってない

結局、奴は謝らなかった
「私共の手には負い兼ねます」
くたばれ、カマやろう

無駄足、早起き、汗だく、交通費、診療待ちのために無駄に買った弁当、患部の痛み、損保ジャパンの態度
全てにイライラした


そして今も病院で、支払いが保険とわかると、肩関節の靱帯が痛いと訴えてるのに、念のためとか言われ
人間ドッグみたいなのに寝転んでCTの立体撮影
これは骨しか見れなくて、靱帯の損傷がわかるMRIはこの病院には無いそうだ

いつからこの国は被害者が格好のバビロンの餌になったんだ

マジFukin'
Tinaと過ごして一年が経った

思い出を振り返ることもなく、眠さに寛いで一緒に過ごした

重なりながら、お互い笑っている

仕事や勉強の疲れを抱えていると
とかく、時間に癒やしを求める

ムードなんて言葉は、置き忘れて来てしまっけど

強くしっかりした男を演じなくてもやっていけるようになったかもしれない

ありのままのこの自分はどう映っているのだろう?

素直に、愛情も言葉にして伝え合う

お互いの未熟さに、未来に不安を抱えながらも

それでも、細かい不安は置いて於いて時間に委ね

若き迷いの中を共に生きている

Tinaは図太くも儚げにそこに佇んでいる

言葉よりも、もっと奥深くで滲み出る「愛して欲しい」というメッセージを拾う

考えているんだか、考えてないんだか、

恋愛の壁を越えて、落ち着くことはできるのかな

愛することは、これだと一つ決めた野花を愛でることなのかもしれない

もう一つの素朴な野花は、今モルボル(FF)みたいになってる
ウカウカしてたら喰われてしまいそうだ

それでも、そのモルボルも愛おしい
水を遣らなかったら枯れるわけではないんだね
愛のあるうちは
ただ、怖いです

いつかのサボテンは枯らしてしまったけど、もう土に還ってるんだろうな、愛情が無いとこうなる
去年会った時は、知らない所であの時と変わらずに棘に包まれてたっけ
10代の最後、黎明前のサボテン…もう思い返すこともあるまいな
 


この2週間あまりでCDのアルバムを8枚も買った
『LIFE STYLE vol.4』マイティクラウン
『マイロ外伝』MIHIRO
『moment』KOKIA
『MILESTONE』PUSHIM
『フラッシュバック、夏』RHYMESTER
『かりゆし58BEST』かりゆし58
『HOW TO HUNT IN THE BUSH vol.3』RYOtheSKYWALKER
『DEEJAY SHOWDOWN』RUDEBWOY FACE & RUEED

週末のレゲエ祭に向けて準備は整った
が、そんなことをしている場合ではない

明日は今期最後のテスト

サウンドに抱かれて、はだけた背中に冷たいクーラーが吹き付ける

時間とお金の使い方が未だになってないが

夜勤明けの眠さをこじ開けて、今から、全力で取り込みます
疲れで眠さに勝てなくなる前に

俺にも水を下さいな
午前6時
家へ帰る途中
外は霧雨だった
眠気で少しよろめく白い道

視界に入ったのは、ちょっと不思議系なファッションの女の子
ベージュのカジュアルセーラー服に、刺繍の入ったミドルパンツ

大きなマスクを付けている
互いの視界に入る
が、目は合わない
確かに俺は彼女の目を見ていたが

目を合わせてはいない

この微妙な空間に、互いに前だけを見てすれ違う

今日は日曜日、デートへ行く途中だろうな

駅を背にした俺は、帰路へ向かう以外は考えられないだろう

こんな時は、煙を吐き出したいのだけれど、煙草が切れてやがる




昨日は、仕事帰りの足でエンカウンターカフェへ行った
エンカウンターとしてのエンカウンターは終わっていたけど、久し振りに会ったオコガマーとだべらせてもらった

やっぱり集団に身を晒したかったな…
高久さん、遅くまでお付き合いありがとうございました!

途中、自分は自己一致してると言ったけど、その時も、今思い返しても、そのままの自分で在ることには変わりないし、“自己一致”を当てはめて妥当だと思えるけど

さて、この自己一致
在りたい自分と今の自分
思考と感情
理屈では分かってるのに、いざ自己一致ってなると、一体自己一致ってなんなのだろう?

自分を自己一致という言葉で表現するとよくわからなくなる

他人は見てて、多分よくわかるのに

俺の場合は、自己一致って言葉は自分に使うものではない、自己不一致ならいいのだけれど
何だか分析者に、身に覚えも無い原因があると指摘され、そこを自分で必死に考え込むような
言葉の迷子になってしまう

適度に“まあこんなものか”と自分で決め付けてしまうことが(俺には)有効だ


帰り道、段々と外は土砂降りになって、西八王子への曲がる道を見失い
韓流の居酒屋に入った
気の良い夫婦が、合いの手を合わせデュエットしている
腹ぺこの俺に、トウモロコシやお菓子をくれる
夫婦?は遠慮して奥の席に促してくれて、あまり絡めなかったけど
俺はこういうエンカウントも好きだ

朝までカラオケで、マイクを握りっぱなしで気持ちよく歌わせてもらった

眠い…そして
駅を降りた所で
元カノとすれ違う

彼女は看護学校で主席、出来る女だった
束の間最後の思い出に浸った縁の途切れた人間交差点

そして、今ようやく巻き煙草を手にして煙をふかす

今日は一年記念だ


何の因果で好き合うもの同士が離れあうのか


盲目の少女、俺の彼女・・・だった女からメールが届いた



プラットホームを急ぐ足に絡めて、女の子の白い杖を追ってしまった


目が見えない人が白い杖を失うと、自分で移動する術を失うらしい


彼女の目的地は大学で、数日後に入学式を控えている


偶然にも俺の通う大学だった


加害者の俺は、彼女を同じ目的地へ送り、連絡先を聞いて弁償することになった、当然だ



数日後、同じ大学であることがわかったので、キャンパスで昼食をご馳走し


お金を払い、敬語を遣う者同士のさもない話をした


福祉と心理を学びたいそうだ


精神保健福祉を専攻する俺は、1年間でいくつか履修していたので


進路の相談や、今度勉強を教えることになった



翌週、駅で待ち合わせ、カフェを探す


赤いデニムが印象的だ、少し目立つことは、彼女にはわからない


DOUTORドトールでテキストを広げる


そっか、教科書読めないんだ・・・


彼女が取り出したのはブレイルメモという、視覚障害者が使うデジタルメモ帳の端末みたいなもの


多くを伺わない彼女は、俺が切り出すのを待っている


慣れない間だった、緊張する、テキストに添って概要を説明する


カチカチカチ・・・なんて速度じゃない、カチカチカチカチカチ


すごい速度でブレイルメモを打つ、健常者がペンでノートに記すよりずっと早いそうだ



それから、週に2回、一限の登校前にDOUTORに通うようになった


5時過ぎに起きて6時に家を出る生活だ


勉強した後は、他愛もないことを少しだけ話した


少しだけ・・・が少しでなくなる頃には、自分史、嗜好、夢など、何でも話すようになり


1ヶ月も経つ頃には勉強の時間がなくなった



高校生から通う、カウンセリングの勉強会へつれってった


終電を逃したから、カラオケで過ごした


放課後時間が合えば、彼女を家まで送った


彼女の家の近く、いつもの「じゃあ、また」って言う前に、彼女の足が止まる


この辺のことまだよく分からないし、近くを散歩したい


小さな公園を見つけ、彼女の気持ちに気付いた俺は


「これ以上俺に近づくと傷つけることになるよ」と、彼女を泣かした



気まずいまま、その週の放課後、未成年同士だったけど、夕飯を食べる場所に

個室のある居酒屋を選んだ


話すより、食べる時間が長い微妙な間


何時の方向に何の料理があるか、ねえ、ビールあること忘れてない?・・・あっ!!ww


サラダとか、バラバラになりやすいものを食べるには、特に最後がたいへんだ


食べさそうか?・・・いや     彼女は時間がかかっても自分で食べた


フォークから落とし続ける時の苦笑いが可愛かった


会話が弾まない空気の中、何か呑む?強いの?と促し、ウィスキーをダブルで頼むことにした


酔ってふらふらしているのか、顔も赤いのでとなりに座らせた


「すき」


告白された


彼女の気持ちは、小さな公園の時から、いや、勉強会の時から気付いていたのに


俺はもてあそぶように意地悪をし続けた


形式上、俺には他に彼女がいたからだ


返事をしないまま、家まで送らず、駅で別れた


不安だった、うまく付き合えるのか、目が見えないということは気にならなかったけど


彼女が少女のように抱いている俺への気持ちを、受け止められるだろうか


彼女と要る時が、最近の自分の最も充実している時間で、癒されるのは確かだ



その足で、付き合っていた女の駅まで移動し、呼び出した


クリスマス、可愛いという理由だけで付き合うことにした、かけ引きの大好きな「サボテンの女の子」


別れを告げられても、実感が伴わないのか、赤くなった大きな目をキョロキョロさせている


小競り合いの絶えない、賭け引きの関係、お互いに終焉は感じているだろうと思っていた


思い上がりだったのかもしれない、その時孤独でなくなっていたのは俺のほうだけだった



後談だが、その彼女にストーカーじみたことをされた


うちの前で俺を待っていたんだ、時間は24時をまわっていた


別れたはずなのに、執念にうざさを感じ、シカトしてオートロックの扉の中に入った


ピーンポーン、ピーンポーン、家族も寝てるというのに五月蠅い、迷惑甚だしい、非常識だ


怒りに満ちて彼女のもとへ下った時には、終電の無い時間で


女の子を夜中に一人にはさせられないので、カラオケで無言のまま朝を迎えた


朝焼けと始発の刻・・・彼女は俺にルーズリーフの切れ端を渡し、俺を置いて走って駅へと向かった



いろいろとごめんね、自分勝手なことしてごめんね、すきでどうしていいかわからなかった


これからもずっと一緒にいようね


大好きだよ


見た事のないほど、整った綺麗な字で書かれていた


文末には、彼女が書いた、可愛い俺と彼女が寄り添った似顔絵が描かれていた


お互い、ほっぺたがぐるぐるで、本当に可愛らしかった


彼女の姿が見えなくなった駅へ続く坂を下りながら


俺は、号泣した


ごめん、ごめんな、改めて愛おしく思った、ありがとう


さようなら・・・


彼女は、突然の別れに困惑して、まだ付き合い続けられるとおもっていたんだな


それしか、考えられなかったんだ


非道いことをしていたのは、俺だった



翌日、というよりtoday、朝日が昇った後は、眠る時間なく登校だ


目の見えない彼女とは、あの後から連絡をとっていないから、今日はいつものDOUTORへは行かない


講義中、メールを送り、待ち合わせた


彼女は、キャンパス構内のソファー、となりに座ってる


相変わらず話の切り出し方がわからない、無言、開口したのは俺だ


「付き合ってくれ、俺と付き合ってくれ」


微笑むとはまた違う、彼女の笑顔は作らない


彼女は、そんな歓びを噛みしめる表情で、小さく頷いた


初めてのハグ


その日、彼女とのはじめてのkissをした

大学に入った春

田舎から来た輩ばかりの英語のクラスは距離が縮まる

なんと、30人クラスに男が4人しかいない

そのうち2人は年上で、残る1人は最終的に俺と同じPSWの道を選び、後に弓道で日本一になる男だ

それは置いて、学年2,000人を越える中、PSWコースはこの学年で7人、ためは4人
俺と1人は弓道で、もう1人の女子が同じクラスにいた
(因みにもう1人の女子は高校の時に出版してるような文才っこ)
最初に専攻を決めるわけではないのに、何たる奇遇か

その女子とは、家も近いばかりでなく、弟が俺の高校時代の部活の後輩で知り合いだった

自然によく遊ぶようになった
家庭的で世の中を良く見渡せる冗談もきく、年齢的に落ち着いたこで
いっそ好きではなかったが、告白しようかと思い始めた時

そのこは、抑鬱で休学した
高校の時の繋がりで、彼女の母親とも俺は親しく、何か事情があるとは思えなかったが
早くもミイラ取りになってしまった

女心?はわからない、その後も卒無く自然な遣り取りはしていたが、縁は風化していった

いつの間にか、文才っこの方も抑鬱でリタイヤしてしまった

この環境は一体なんなんだろう、考えを巡らせても答えは出ないが闇が潜んでいることには変わり無い

そして、その春に1つ年上のお姉系女子が俺に声をかけてきた

相手が俺に気があることがわかると、気がある振りを演じるようになっていた
キャンパスを手を繋いで歩いたり、花火を見たり
普通のカップルをしていたが
ある時、手首ならぬ、二の腕にザックリと残った傷痕を見せてくれた

それだけの要素で気にとめはしなかったが、何かが合わず、突然メアドを変えられていた
何もショックじゃない

秋にはレクリエーションワークのシンポジウムか何かで知り合った、小柄な女と出逢い、何度か恋愛前の遊びをし
クリスマスから交際を始めた

自分の事を、すごく可愛いと自負してるが、性格面で良いところを探そうと幾ら努力しても見つからない

駆け引きばかりのその女に、遂に俺は急性胃炎になってしまった


最初の彼女の面影を探して、ひたすら体温だけを求めていた

そんな自分を省みるために、何度も鶴見川の墓地へ足を運んでいた

そして駆け引きで胃炎に苦しむ翌年の春先、俺は進路相談へ行き急ぐプラットフォームで白い杖を折ってしまった


ブログの話しはそこから始まる
先日の鶴見川RUNで、少し記憶を巡らしている

高校③年生
自転車で、彼女の通う大学へ遊びに行った帰りだ
汗が滲む5月の鶴見川
花壇にベンチがある

そこで俺は、人生で最初の失恋をした

人生に目的を見出すことを放棄していた俺は、反抗期のように彼女を突っぱねていた

2年が経ち、所謂、倦怠期の真っ只中だった

彼女はそのベンチの隣りで「別れよう」って言ってくれた

俺がすぐに号泣した
現実を否認した

ずっと一緒にいられると思っていたし、それが全てだった

彼女も連られて泣く
 
何んで別れるの?
俺はまだ愛しているよ

その当時、俺は愛情の欠片も表現できていなく
幻想と束縛だけの恋愛に彼女を追い詰めていた

それから酷く嘆いて自暴自棄になっていたが

夏が訪れると、俺は恋をしていた
ヘルパーの講習でおばちゃんに紛れて、1人ためのこがいた

何度かさり気なく近寄ったが、敬遠されてるような気がして身を引いた

繊細な空気の流れに敏感だった

講師のCPが、共感的理解について語る
欠落部だらけの俺はすぐに、彼の開く勉強会に飛び付いた

以来毎月通って5、6年、打ち上げの飲みにしか参加しなくなって数年

2度目の勉強会でエンカウンターに参加し、PSWの存在を知ると早速、精神保健福祉の分野に乗り込んで行った

その頃、インターネットも始めたばかりで10代限定の自由な書き込みができる空間で、1人の女と逢った

お台場で会い、広島で会い、岡山で会い、何度かデートを重ね、彼女の実家の秘密基地に泊まったのは高③の8月で
真っ暗な木の上で体中蚊に刺されまくった人生で最悪の夜を過ごした

俺はそのこを馬鹿にしていた、俺の励ましで高校で首席になったらしい

何の重みも無い恋愛で何故俺の事を好きになったんだろう?稚拙な恋の幻を見ているのではないかと
投影していた

文通や宅急便に電話にメール、遠距離ってのを一年半くらい続けたが

俺は直ぐに別の女を作っていた
時同じくして高③8月、こっちはボランティアの合宿だったか、学年2個下で、俺へアプローチして来たから
俺の部屋へ連れ込んだりした

ブラは自分から外して求める癖に、最後は拒む態度に苛々した
幼い女と2人で手を繋ぐ姿を妹に見られバツが悪かった

会いたくなくなったら、連絡を途絶えればいいだけの関係だった

続く
事故当日、Tinaとその親友と、その友達の少し影のある気遣い上手の女の子との4人でカラオケしてた

親友が来る前、Tinaは影ガールが苦手なんだと言う
3人で語っていても、同じ中学の話題や映画とか、差し障り無い話しで花が咲いていたが
Tinaはそれを差し障りない話題と理解ってない
翳り無い太陽みたいなTinaはそれが普通なんだな
一方影ガールは過剰適応気味で、何が過剰って過剰な感じが無い程の周りと合わせる演出のスキルで

2人の話し合いの噛み合わなさに大笑いした
影ガールに、気遣い諸々を諭すと、ようやく“自分”が出て来た

それでもTinaの頭上にはクエッションマークが浮かんでいただろう

俺は、影ガールに、せっかく久々に会ったんだから、羽を広げられる場所にしようと促す

親友が合流し、Tinaに後で、親友の相談に乗るように言われて、適当な概要を聞いた

解散後、改めて親友に電話して悩みを聴く、と言うより指示的なアドバイスをした

「もっと彼の気持ちを受け取りなよ」「愛情を持ってるならちゃんと表現しなよ」
彼女の親友は、真が通ってるわりに意地っ張りで、彼氏はもっと愛し合いたいと語っているのに
その愛情にどう飛び込んでいいのか
…わかってるのに足を踏み込むことを躊躇ってて
遂には、意地のせいで、一週間メールが無いと
理解と包容力のある彼で(出逢わせたのは俺)
翌日には向き合って映画の約束をしてたみたいだけど

愛情表現の子供っぽさにこのままでは、大人の彼は最後に彼女を選ぶのかなあ…って思うと
Tinaの声が聴きたくなり電話した

俺らは、お互いを愛しんでいこうな


昨日(事故後日)の走りで、思ってることを中々言えないと“言う”副部長は俺の破天荒を精一杯まとめてくれたが、彼女が解放されるようになるっていうこの日の目標は達成されなかった
と、言うか迷惑をかけた
…のは俺ではなく俺の連れて来た酔った“妹”で、副部長曰わく俺が側にいると安心(走りが安定)したことが伺えたようで
みんなを見送り休ませてる間、思いっきり涙を出し切った後、自分の家族の大切さを語ってくれた(彼の親と対比して)
妹と帰宅するとTinaが楽しみに、意味の無いしかめっ面の笑顔で待っていてくれた…何でだ(笑)
事故で心身共にボロボロになったけど、その代償として最高の幸せも味わっている
不幸には幸せでバランスがとれてんだな
愛すべき不器用な仲間たちよ