
私は見た派!
たしかスキーのインストラクターも出来るはずなんだ。私って。
志賀高原
常日頃、鍛える事が趣味のアスリートの友達のグループがスキーに行くとニートの私を誘ってくれた。
他の趣味には付き合えないがスキーならと喜んで着いて行った私だが、
全く滑れん。
ちょっと滑走しては休み。
ゼーゼーしていた。
友達とはぐれてしまい携帯をポケットから取り出そうとしていると、

転んだ


ここで最高にビックリする出来事が起きた。
ぜ~~~んぜん。立ち上がれないのだ。
立ち上がる時に必要な筋肉と言う筋肉が全て脂肪に変わってしまったと言う事なのだろう。
ちくじょ~~~

板を外すか。と・・・それも無理。
あぁ。ダメだこりゃ。一生ここにこうしているのかと絶望感に打ちひしがれていたが、
全体力を集結して何とか立ち上がった。
そして絶対に転べないと危機感を覚えた。
足が引っかかりヤバイ場面が何度かあったが何とか持ちこたえていたけど、
もう全身がヨレヨレ。
水を含んだ雪がどかどか降っているから足が重くてたまらん。
で、よろけて転んだ。
あぁ。どうしよう。とモジモジしていたら金髪の2人の女の子が見に来た。
『引っ張って』と言うと助けてくれた。

バイバイ(^^)/~~~
はぁ。助かった。
もう休みたいからロッジで待っていると言いたい所だったが、
山から山へ移動しているので、兎に角着いて行かないと帰れない状況。
疲れたぁ。しか口から出てこない。
ビール飲まないの?

いりません。
酷い有様だね。
はい。マジでヤバイと思いました

時折、子供が立てずにもがき、
父が、それを黙って見ている親子の対話を目にする。
私は初めて子供の気持ちと同化する事が出来た。
もがく子供がそこに居て 私に繋がっている臨場感。
@頑張れよぉ@と一々口にせずにはいられなかった。
子供に親近感を覚えて一人酔いしれていると、
子供はこれから体力もついてくるけど、私はこれからどんどんと老いていくだけなんだと。
これが順番なんだと・・・。
私。身体が痛いです。