「ネット右翼と鬼女、加害者らをいじめて『祭り』楽しむ。香山リカ氏『彼らの極論、怖い』」…週刊現代 | ブー子のブログ

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損したらどうしよう、と思ったら、やめればいい。
それはやりたくないことだから。

損してもいい、と思ったら、やればいい。
それはやりたいことだから。

・被害少年の祖父母は市内で銭湯を営んでいる。加害者に恐喝されたカネの大半は、孫かわいさで
 祖父母が渡したものだと言われる。祖母は、言葉少なにこう語った。
 「(マスコミには)なんにも言うなと言われてる。先生がな・・・、知っててな・・・、
 なんであんなかわいそうなことに・・・(肩を落として涙ぐむ)」

 少年は自宅マンションの14階から飛び降りて自殺したと見られる。同じマンションに住む女性住民が言う。
 「あの朝、高校生の子供を見送って、仕事に出ようと家に鍵をかけたところで、ドスッ!って大きな音が
 聞こえた。下に降りたら、広場にあの子が仰向けに倒れてた。目は開いたままでね・・・。隣にはあの子の
 双子のお姉ちゃんが、涙をポロポロこぼしながらしゃがんでた。あんな明るい、面白い子が、なんであんな
 ことになったんか・・・」
 これらはいずれも、本誌記者が現場を歩き、直接聞いた肉声である。

 一方で、この国にはいまこんな言葉が溢れている。
 〈クズをはびこらせるな。奴らは同じ人間じゃない〉〈屑の親の遺伝子から屑の子ができたんだな〉
 〈犯罪者庇う国ってなんだよ。人の人権奪っといて自分の人権守ろうなんざ甘いんだよ〉
 いずれもネット掲示板に躍っている。匿名で、いじめの加害少年とその親に罵声を浴びせている。
 ネット上には、加害少年の実名と顔写真、さらに親の実名と顔写真がまとめてアップされている。

 事件について語っているという一点では同じだが、両者の間にはあまりにも大きな隔たりがある。
 孫を失った後も番台に座り続ける祖母の、身体性をともなう哀しみ。
 まったく無関係の匿名の人々がまき散らす、インターネット上での怒り。
 どちらに重みがあるか、論じるまでもないだろう。
 だがこの国ではいま、後者の怒りの炎が猛烈な勢いで広がり、前者の切実な哀しみは
 すっかり置き去りにされている。

 ネットの書き込みはさらにエスカレートする。
 〈加害者の父親が元警察官ならしょうがねーよな〉〈加害者は在日コリアンと判明した!!〉
 いずれも事実とは異なる情報だ。だが、こうした誤報がまたたく間に拡散し、さらにバッシングが
 繰り広げられる。




 「凸」というネット用語をご存知だろうか。凸=突撃を意味する。
 「ネット上で晒されたこれらの情報に基づき、いきなり押しかけて抗議することを凸と言い、電話で
 文句を言うことは『電凸』と呼ばれます」
 そう解説するのは『ネットと愛国』の著者・安田浩一氏だ。安田氏は同書で、ネットの書き込みや
 デモで在日コリアンのバッシングを行う「在特会(在日特権を許さない市民の会)」の実態を
 レポートした。安田氏が続ける。
 「私のところにも取材で知り合った在特会の会員や元会員から次々と電話がかかってきました。
 『加害者の親は在日だと聞いています』『さもありなん、という事件ですよね』
 彼らは一様に興奮し、むしろ事件を楽しんでいるように聞こえました。新たな『敵』を発見して
 『正義』の名のもとに集団で攻撃する。そこにはもはや、自殺した少年に対する思いや、いじめ問題に
 対する深い考察はない。むしろ『祭り』を楽しんでいる。

 『ネット右翼』と呼ばれる彼らのような存在が、近年急増しています」
 ネット上の「祭り」は、現実世界では「デモ」という形を取る。ネット右翼を中心とした人々が参集する。
 大規模なものだけで以下の5件が確認された。

●いじめ抗議大津市大・散歩・会 7月14・15日、中学校前~大津警察署
●いじめ隠蔽の撲滅を目指した市民によるデモ 7月17日、大津地方裁判所
●××中学校再生祈念OFF会 7月18日、中学校前
●いじめ厳罰化 官邸前抗議大・散歩・会 7月19日、首相官邸前
●イジメを無視する日教組教育を許さないぞ!デモ 7月22日、大阪・靱公園

 14日のデモでは、加害少年の実名と顔写真を掲載したプラカードを持っていた男性が、滋賀県警に
 連行される騒動も起きた。

 本誌は今回、大阪のデモを主催した女性(35歳)に話を訊いた。彼女は元在特会の会員で
 ネット上では「ジェリー」のハンドルネームで知られている。

 ---なぜデモをしたのか。
 「大津市が日教組の強い地域だと知ったからです。若者の道徳心の欠如は教育勅語を知らずに
 育ってきたから。いまの教育現場が許せないんです」




 ---今回の担任の先生は日教組なのか。
 「安易に結びつけるのは危険だと自覚していますが、日教組に代表されるやる気のない教師だと思います」
 ---ネット上の加害者バッシングをどう思うか。
 「加害者が反省していないという情報が次々上がってくるので、そりゃ許せないですよ。
 ただ、ネットの情報を鵜呑みにするのは危ないとは思う」
 ---あれもまた、新たないじめだとは思わないか。
 「加害者が反省していて、罪を償うつもりがあるなら話は違うが、そうじゃないからね。
 親にも責任があるし、転校して同じことしているという情報もある。だからバッシングは納得です。
 『そこまでやらなくても』と思える人間ではないんですよ、私は」

 「ネットの情報を鵜呑みにするのは危ない」と語るものの、今回ネットで仕入れた情報を精査
 している様子はない。前出の安田氏はネット右翼の傾向をこう分析する。
 「ネットでの言論は『シンプルでわかりやすく、アグレッシブであればあるほど』受け入れられる。
 情報が正しいかどうかより、受けるかどうかのほうが大切なんです。加害者への加罰感情を
 爆発させ、賛同を得ることに快感を覚える。ネット右翼の人々の暗い情熱の向こうには、強烈な
 承認欲求があるんです」
 自分自身の「満たされない思い」のハケ口を、ネットの書き込みやデモへの参加に求める。
 そんな彼らの行動は、事件現場に近い人たちにとって、時に事件そのものよりも不気味な存在となる。

 中学校校門付近に住む70代女性が言う。
 「週末に、日の丸をつけた大きな車で『日教組粉砕!』『いじめを許さない!』って拡声器で
 怒鳴ってましたよ。気持ちのエエもんやないね。孫が『ばあちゃん、犯人の顔見るか』って
 携帯電話の画面を突きだしてきましたよ。そんなもん、よう見ませんわ。ホンマに怖い時代です。
 人の心の悪いところだけが大きくなってきてるのと違いますか。パソコンは便利なものかも
 知れへんけど、得体が知れなくて、ホンマに気持ち悪いです」




加害少年と名字が同じというだけで、ネット上に「祖父」として実名と勤務先の写真を晒された人もいる。
 ガセ情報をブログに晒して話題になったのがデヴィ夫人。「その方はまったく無関係でした」と後に
 謝罪をしたが、その後も「ニコニコ生放送」に出演してこう語っている。
 「(加害者の)顔写真を出してもいいし、名前を出してもいい。過保護にしてはいけません。
 たとえ顔を出しても、5年もすれば忘れられます。加害者は被害者に万引きをさせたり、40万円も
 貢がせたり、ヤクザ顔負けです」

 デヴィ夫人に代表される「攻撃的な女性」をネット上では「鬼女」と呼ぶ。
 「暇な主婦が事件について徹底的に調べて、情報をどんどん2ちゃんねるなどに上げる。彼女らが
 集う掲示板は『鬼女板』と呼ばれて注目されます。生活保護問題でも、次長課長・河本の自宅を
 突きとめた鬼女がもてはやされていました」
 ネット右翼や鬼女は書き殴って溜飲を下げるのかもしれないが、ガセ情報を流されるほうは
 たまったものではない。デヴィ夫人らに「祖父」と名指しされた男性は、名誉毀損で滋賀県警に
 被害届を出した。当事者が否定しようとも、鎮火するのは容易ではない。

 ネット社会の病理をまざまざと見せつけた今回の事件。津田塾大学の萱野稔人准教授はこう語る。
 「当該の中学校には全国から苦情の電話が殺到し、業務に支障をきたしたため、関係者しか
 番号を知らない新しい電話を架設したそうです。加害者と学校は全国から猛バッシングを受けており、
 これはある種のリンチ状態。プライバシーが暴かれる背景に、フェイスブックなど個人情報を
 ネット上に掲げる人が増えたことも挙げられます」




 精神科医の香山リカ氏はネット上に「二元論」がはびこっていると指摘する。
 「たとえば私がいじめ事件一般についてコメントをすると、『加害者の肩を持った』とすぐに
 非難されるんですね。怖いのは、非難する人は面白おかしくやってるのではなく、真剣に
 『あなたは加害者に非がなかったと言うのか』と極論を言ってくる。世の中を善と悪の二つに分けて
 その判定をみんなでし合っている。すごく表面的な反応で、事件の背景を探る発言も許されないんです」

 一方で、ネット住民たちが大津警察署へ「電凸」を繰り返したことで、警察が重い腰を上げて
 捜査に着手するという現象も起きた。ネット発のデモに詳しいジャーナリストの津田大介氏が言う。
 「少年の親からの被害届を3度も突っぱねた滋賀県警が、1万件レベルのクレーム電話に音を上げた。
 ネット上の『怒りの共有』が社会の状況を変えた意味は大きい。間違った情報も多く『ネットは
 ろくでもない』という意見が出るのもわかりますが、現実を動かす肯定的な部分もある」

 少年の最期を目撃した前出の女性住民は、こう言って泣いた。
 「ここのマンションは地元以外から来た人も多くて、自治会では『ネットで情報が出回ったら
 売値が下がる』と心配する意見が大多数。あの子が落ちた場所もすぐに片付けられて、
 何事もなかったかのようです。私は、誰もあの子のことを考えてないように思えてならんのです」



(以上、抜粋)


 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33184




警察なんか1度捕まえたら誤認逮捕だろうがなんだろうがお構いなしに逮捕まで持っていっているだろう。

ネットが怖いとか良く言えたもんだ。

1番怖いのは香山リカのような偽善者が、明後日の方をみてペラペラと喋る事。

それを無理やり正当化して誰かさん達にとって都合の良い法案をビシバシ決められてしまうからねぇ。

精神科医って危ないんですね。

ヤダヤダ。